PTAは何のためにあるの?~PTAの存在意義について考えよう!~

子どもが小学生になるとPTAに悩まされます。役員の仕事は負担になるし会費を払わなければいけないし。なんとPTAには学校単位だけでなく日本PTA全国協議会なるものもあるようです。え?!それじゃあPTA活動はどこまで及ぶの??
最近では実はPTAは任意加入であると言われるようにもなり中にはPTAに入らない保護者やPTAが廃止された学校もあるそうです。
PTAをしたくない保護者はいてもPTAを積極的にしたいと思う保護者はいないのでは?ここまで負担で嫌がられているPTAならばいっそなくしてしまってはどうでしょう?
そこでPTAは本当に必要なのかその存在意義について調べてみようと思います。

PTAの目的

我が子が通う小学校では
PTAは
家庭と学校が一体となって
児童の教育に対する理解と協力を高め
環境を整備し,教育を振興し
児童の福祉を増進するとともに
会員の意識高揚および資質向上を図ることを目的とする
とされています。・・・なんだか堅苦しくてわかりにくいですね。
PTA経験者のお言葉を借りて言い換えると「その学校に通う子どもたちが幸せに元気に学べるように保護者と教職員と地域の人が協力する」ということのようです。

PTA活動が果たす役割

では具体的にPTA活動からPTAの存在意義についてみてみましょう。

学年別PTC活動の実施

年度初めに行うことが多いため保護者間の親睦はもちろんですがまだクラスになじめていない子どもたちにとっても友達づくり,クラスづくりの良い機会となります。

通学路の危険個所の確認

子どもたちの安全を守るためにも欠かせません。

バザーや夏祭り等の実施

夏祭りは子どもたちが毎年楽しみにしている行事の1つでもあり,夏祭りのステージは子どもたちの成長がみられる機会にもなっています。さらにバザーや夏祭りでの売り上げはベルマークや使用済みトナー,空き缶の回収と同様に毎年6年生が取り組んでいる我が校伝統の金管バンドで使用する楽器の修繕費や購入費にも充てられています。これは,非常に大切な収益です。

PTA広報誌の作成

学校の様子を保護者に伝えるだけでなく学外にも広く学校のことをPRすることができます。

こうしてみるとPTAの活動は子どもたちに関わるものが多くどれも欠くことができないものであることがわかります。
これはあくまでも我が子が通う小学校のPTA活動の一例です。活動内容は学校によって異なるため,ぜひあなたが関わるPTAについてその活動内容を調べてみてください。今までとは違ったPTAに対する意識がめばえるかもしれませんよ。

PTAをより良い組織にしていくためにできること

PTAの活動が欠かせないものであることがわかった以上,PTAをなくすことは得策とは言えません。けれどPTAが負担であることは事実です。
そこで,PTAに対する負担感を減らすためにも保護者の方がPTAをやりたくなるとまではいかないにしてもやりたくないと言わなくなるためにはどうしたらよいのでしょうか。
PTAを負担に感じるのは,仕事量が多い,仕事内容に納得できていないためではないでしょうか。
つまりPTAの仕事や予算の中に「これって,本当にPTAがしなければいけないの??」と思うことがあるということです。
例えば

  • 運動会の準備
  • 学研販売
  • 花の手入れ
  • 給食費の決済報告

など
もちろん学校によってはこれらの仕事をPTAの仕事としていないところもあります。古い話になりますが,私が小学生のころは運動会の準備は高学年と先生方の役割でしたし花の手入れは美化委員という委員会活動の一環だったため生徒の仕事でした。また,我が子が通っている小学校では給食費の決済報告は保健室の先生がされています。学研販売については思い当たることがないためわかりませんが・・・
このようにみるとPTAの仕事や予算の中にはPTAがやらなくてもいいものが含まれているかもしれません。
そこで「だから,PTAは嫌なのよ」となる前に提案してみてはいかがでしょうか?どこの学校でもPTAには総会などのような意見を述べることができる場があると思います。そこで思いを発言することでPTAは変わっていくことができるかもしれません。「納得できない」を発信して「こんなPTAならやってもいいかな」と思える組織に変えていくことができたらいいですね。

PTAの活動範囲

なおPTAには学校単位,市町村単位,県単位,地方単位,全国単位の組織がありますが活動は学校ごとに行われています。
各学校のPTAの代表者が市町村PTA,県PTAなどの総会等に出席しているようですがそれは他校のPTA運営の良いところを知るための情報収集の場として活用されているようです。
そう考えると市町村PTA,県PTAなどへ出かけていくことに対する負担感も多少は減りませんか?

まとめ

仕事が多い,時間が割かれる,納得できないことが多い
そんなPTAでも,中にはとても片手間でしているとは言えないほどPTAに熱中してしまって,逆にPTAの仕事,役割に充実感を覚える人もいらっしゃるそうです。
また,PTA役員をしている人は同じくらいの子どもをもつ保護者です。PTAを通じて子育てに関する意見交換,情報交換をすることもできるそうです。
PTAはなくすことができないと気付いてしまったのなら,PTAをより良いものへ改変しPTAを効果的に活用していくのもありかもしれませんね。

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女の子2人,男の子2人を持つ母です。 趣味は読書。 とにかく本が大好きです。 我が家のプレゼントは誕生日もクリスマスも絵本! 「母さんがほしいだけでしょ!!」 気付いた長女に成長を感じる今日この頃です。