PTAの入会をめぐって裁判がおきることも…!?

PTAの入会をめぐって裁判がおこる事例が起きました。なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?そもそも、PTAというのは、任意で加入する団体なのです。でも、現状はほとんどの家庭が入会していると思われます。今回の裁判のように、PTAの加入に関して同じような思いをしている家庭もいるのでしょうか。この裁判の内容から考えて見ます。

PTAの加入をめぐる裁判は和解へ

では、どのような裁判だったのでしょう。そして、和解へいたるまでの経緯はどうだったのでしょう。
今回の裁判では、PTAへの入退会が自由だとの説明がなく、入会した覚えもないのに会費を払わされたとの主張でした。支払った会費はPTA側の不当な利益だとして提訴したもようです。そして、PTA会費の返納を求めていました。一審では、会費納入袋を使って会費を納めていたので、「入会していたことを認めるのが相当」とのことで請求を棄却。控訴しました。そして、高裁で和解が勧告されました。

PTAへの入退会自由であることを周知するように

和解条項には、PTAへの入退会自由であることをPTA側が保護者に周知するように努めることが盛り込まれました。PTAが入退会自由である任意団体であることを将来にわたって保護者に十分に周知することや、保護者がそうと知らないまま入会させられたり退会を不当に妨げられないようにPTA側が努めることが盛り込まれたそうです。
PTAが任意であることを知らない人も多いと思います。学校の活動の一部だと思っている人もたくさんいると思います。だから、会費を払うことも当然のように感じます。

このような裁判にならないように

PTAの活動は、地域や学校により異なります。どのような取り組みをしているのか、入会についてきちんと説明があるのかなど、それぞれ異なると思います。
私たち保護者もPTA活動に対しての考え方も、家庭によってそれぞれだと思います。ただ、詳しく説明があったほうがPTA活動への参加や入会しないことの選択など、考えることもできます。今回の裁判と同じような思いを感じる人がでてこないように、今後のPTA活動も変わっていかなくてはなりません。

PTAへの入退会の自由

PTAへの入退会の自由についてですが、ほとんどの家庭は入会しており、入会していない家庭の子供はPTAで購入した物品をもらえないなどの不都合がでてくる問題もあります。こうしたPTAのあり方や問題点を改革していき、PTAの入会するときのやり方も検討しなくてはなりません。それぞれの家庭が納得して入会するかしないかを検討できるようになるといいと思います。そして、子供の学校生活が安全に楽しく送ることが第一に願われることです。

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私は、8歳と6歳の男の子二人、3歳の女の子のママで36歳です。自然豊かな環境で子育てをしています。インテリアや庭づくりに興味があり、これからDIYにも挑戦したいと思っています。よろしくお願いします。