みなさんは普段どのようなコミュニケーション手段を利用していますか?LINEなどのチャットアプリ,Facebook,TwitterなどのSNS,メール,電話 など
また,それを利用している相手とはどんな間柄ですか?親しい友人,職場の上司や同僚,子どもを通じて知り合った人,ご近所さんや同じ地域に住む人,親を含む親戚 など
さらに,コミュニケーションをとるすべての相手に対して同じコミュニケーション手段を利用していますか?相手によってコミュニケーション手段を使い分けていませんか?親しさなどの関係性に合わせて,連絡の頻度に合わせて,相手が保有している情報通信機器に合わせて など
2016年の政府の統計によると,世帯保有率はパソコン73.0%,スマートフォン71.8%,スマートフォンを除く携帯電話・PHS等のモバイル端末22.9%とあります。つまり,4~5の家庭のうち1家庭ではガラケーと含むPHSなどのモバイル端末を利用していて,5.3%の家庭では家族の誰もモバイル端末を持っていないということです。このような中でPTAなどの保護者間で連絡を取り合うにはいったいどのような手段がよいと思いますか?
PTAなどで一緒になる保護者はプライベートを何でも共有できる親しい間柄でも連絡を頻繁にとるような間柄でもありません。またその後も連絡を取り続けていくようになるとは限りません。さらに全員がスマートフォンを保有しているとも限りません。そこで普段何気なく利用しているコミュニケーション手段についてPTAなどの保護者間で利用することを念頭にメリット,デメリットについて考察してみようと思います!
LINEのメリット,デメリット
メリット
- プッシュ通知がある
- 「既読」が表示される
- 贈られたメッセージに対する反応を簡単なメッセージやスタンプで返信できる
デメリット
- プッシュ通知機能のないモバイル端末がある
- 通信料がかかる
- スクロールするのが大変
PTAなどの保護者間での連絡では全員で同じ情報を共有する必要があります。「既読」が表示されることは返信がなくても情報を確認してもらえたことがわかりうれしい機能であると言えます。また賛否などの意見を求められた場合にも「賛成です」「反対です」などの簡易な文章やスタンプによる返信が可能であるため,返信に対する負担が軽減されます。けれども,利用しているモバイル端末によってプッシュ通知機能が使えなかったり,端末の契約内容によって通信料が高くなったりすることがあるというのは,PTAなどの保護者間での連絡ツールとして選択するには大きすぎる壁ではないでしょうか?
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