子どもが晴れて大学入学!ほっとしたのもつかの間、これから学費の支払いなど、親にとっては経済的に大変な時期が始まりますね。特に、子どもが家を出て一人暮らしをしながら大学へ通うことになった場合は、仕送りも必要になってきます。一体どのぐらい仕送りをしたらいいのか、みんなはどのぐらい子どもに仕送りをしているのだろうか…、気になることと思います。そこで今回は大学生の仕送りの全国平均を調べてみましたので、その結果をまとめてみたいと思います。
仕送りの平均額は?!
結論から言うと、大学生の1か月の仕送り平均額は72,980円というデータが出ています。(全国大学生活協同組合連合会の第53回学生生活実態調査による)。なお、仕送りが10万円以上の学生が3割程度、仕送りが0円の学生は約7%いるようです。データとしての仕送りの目安としては7万円~7万五千円程度と考えたらよいかと思いますが、実際には仕送りだけで1か月間生活ができるというわけではなさそうです。
大学生の生活費は?
それでは、大学生(下宿生)の1か月あたりの生活費はどのぐらいかかるのでしょうか。上記の調査によると、住居費+食費+交通費+教養娯楽費…などの支出合計は1か月あたり120,750円となっており、12万円を超えています。単純に考えても、先ほどお伝えした仕送り7万円だけでは生活していくには足りないということになります。このうち、住居費の平均は52,820円ですが、住む場所によってはこの数字よりも高くなることも十分考えられます。
仕送り以外の収入は?
仕送りの平均と生活費の平均に約5万円の差がありますが、下宿大学生の仕送り以外の収入として、奨学金20,190円+アルバイト28,770円となっており、親からの仕送りと合わせてこれらを生活費に充てているのが現実だということになります。勉強に支障のない程度でのアルバイトの経験は、学生にとって貴重な社会経験となるため悪いことではないと思いますが、アルバイトをしなければ生活していくことができないということでは、勉強の方にも影響が出そうで、心配でもありますね。
まとめ
今回は大学生の仕送りと生活費について、公的機関の調査結果をもとにご紹介してきました。アルバイトの必要がないぐらいに余裕を持った仕送りをしてあげるか、最低限の生活費の保証はしてあげて娯楽費等はアルバイトをさせることにするか、ご家庭によって考え方もいろいろあると思います。仕送り額を決める際には、親子でお金のことについて話し合ってみてはいかがでしょうか。お子さんの学生生活が充実したものになるよう、お祈りしています!