「子育て、もう疲れた…」子育てストレスを溜めない為に

勿論、子供の成長に遅れがないか、ちゃんと成長しているか、どこか悪い所はないのか、初めて子育てをする場合は特に分からないですし、不安にもなると思いますのでチェックして頂いて出来なければ原因を突き止めたり、出来る様に練習したりする事は子供の成長過程においてとても大切な事なのですが、そのチェック項目の内容が出来ないお子さんをお持ちのママにとっては苦痛になる事もありますし、それまではさほど気にしていなかった事が急に気になりだし、よその子と比較してしまったり、本当に育児に疲れてしまう状況になるかもしれません。

得意不得意があるのは当たり前なのに…

実際に私の周りにもそういった状況に置かれたママ達が沢山いました。
周りから見れば、なんの問題もなくごくごく普通の子供で、例え出来ない項目があっても「その子その子得意分野・不得意分野もあるし、そのうち出来る様になるよ。」と母親は勿論周りはみんなそう思っていたのですが健診では経過観察になってしまったり、普段は出来ている事がいつもと環境が違う事に驚いて出来なくなってしまい、親としては「いつも出きるのに」と思っていてもチェックされてしまったり。
それまで何の心配もなく育児してきたママが、それをきっかけに悩んでしまったりする事も良くありました。

もっとも保健師さんや発達相談の先生は「何かあるなら早めに見つけないと」「ちゃんと健診しないと」と言う様な気持ちでお仕事をまっとうされているのだと思いますが、「もう少し言われたママの気持ちも理解して寄り添ってあげたら良いのになぁ。産まれる前と産まれた後では全然言っている事が違うなぁ」と当事者ではない私ですらそう思っていました。

毎日接しているママが一番よく分かっている

「発達の遅れ」と見られるのにも「本当に遅れている場合」と「ただ苦手で他の子よりもコツを掴むのが遅い場合」があると思いますし、毎日一緒に過ごしているママが子供の事は一番分かっていると思いますので、一度指摘されたからと言ってどうしようもない程悩んだりする必要は全くないと思いますが、やはりちょっとでも指摘されてしまうと気にしない様にしようと思っても気にしてしまうのが親だと思います。
その気持ちは本当によく分かりますし、例え気にしない様なふりをしていても心の中はモヤモヤしてしまうと思います。
そしてそのモヤモヤした落ち着かない気持ちが積り積って、「何でうちの子だけなの?」と育児に疲れ切ってしまう事があるのではないかと思います。

ですが、幼い頃に指摘を受けた場合でも少し様子を見てみると何の問題もないケースを私も沢山見てきましたし、万一何か問題があった場合、落ち込む事よりも大切なのは「いかに早く気づいて親が受け入れてあげて、少しでも早く何かしらの手を打ってあげる事」がではないかと私は感じています。

少し視野を広げる事で変わる育児

ママ達は意外と同じ悩みを抱えている

育児に疲れてしまった時、毎日子供と二人でずっと家にいると段々息が詰まり、子供にあたってしまったり、そんな自分が嫌になって泣けて来たり、他人には分からない苦しみに圧し潰されそうになる事もよくある事だと思います。
そんな時絶対に「自分だけ」と思ったり「なんでうちの子だけ」と悩む必要はこれっぽっちもないのです。

子供を10年育てて最近よく思う事は、「みんな何事もなく幸せそうに見えるけど、言わないだけで実は色々な事があるのだな」と言う事です。
それに気が付いたのも、以前は人様の目が気になって一人で悩んでいた私が、主人をはじめ気を許せそうな友達を見つけ、自らがまず心を開いて相談に乗ってもらったりする様になってからです。
人は信用できない人には心は開いてくれませんし助けてくれません。
ですが自分から心を開くことで相手も自分の事を話してくれる様になりますし、困った時はお互い様の精神でお互い助け合う事が出来るのです。

やっと見つけて「本当」のママ友

現在私には何でも相談出来てお互い助け合っている親しいわずか3人います。
勿論普段関りを持つママは他にも沢山いますが、本当に心が許せるのはこの3人で、このママ達も心を開くまではお互い探り探りで深い話はしてもくれませんでした。
ですが私が心を開いた事で子供の事やご主人の事、ご両親の事など色々話してくれる様になりました。
ママ友の話を聞いていると「私だけが悩んでいるわけではないのだなぁ。みんな同じなのだな。頑張らないといけないなぁ」と思えたりもします。

一人で悩まず必ず助けを求めましょう

私の経験の様に、育児に疲れて息が詰まりそうになった時、周りの目を気にして誰にも打ち明けず一人で抱え込んでしまったり、主人に嫌味を言ったり、イライラしたりしてしまう位なら、自分のプライドを捨てて誰かに助けを求め、手を差し伸べて貰う事の方が自分にとっても家族にとっても最終的に良い結果を導いてくれます。
育児は自分の子供とは言え「一人の人間」を作り上げて行く事になりますので、簡単な様で決して簡単な事ではありません。時には悩んだり苦しんだりするのも当然なのです。そしてそれは絶対に「自分だけ」ではないのです。

今の苦労は必ず報われる

そして、今悩んだり苦しんだりしても自分と子供の人生においては、後で振り返ってみると本当に「一瞬の事」で必ず「あんな事もあったなぁ」と思える日が必ず来るのです。
自分の子供の時の事から今までを思い出してみて下さい。今までも色々な苦しい事があったと思います。辛い事があったと思います。でも、それを乗り越えたからこそ今があり、その都度考え方も変わり、それが成長に繋がったり人に優しくなれたりしていませんか?

私は子育てにおいていつも「苦しい事があるから幸せも感じられる」「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言う言葉を思い浮かべ、まわりに助けて貰いながら私なりの育児を頑張っているつもりです。

これから子育てをする人も今子育てに悩み疲れ切っている人も、少しでも色々な意味で周りに助けて貰える環境を作り、決して一人で悩んで爆発してしまわない様に「自分だけの育児」を見つけ頑張って欲しいと思います。
苦労した分必ず「あの時なしんどかったけど頑張って良かった」と思える日が来ると私は信じて日々を過ごしています。

ABOUTこの記事をかいた人

1975年生まれ(41歳)の「10歳の男の子」と「7歳の女の子」のママです。 「死産」「流産」と辛い経験を乗り越え、日々悩み、笑い、周りの協力を得ながら楽しく育児しています。 ワーキングママを経験し、現在は専業主婦をしながら子供と一緒に成長中です。