ペーパードライバーはマズイ?子育てと運転の利便性

車が運転出来なくても便利な環境もある

昔に比べると車が運転出来る女性は確実に増えていると思いますが、おそらくペーパードライバーの方や無免許の方も沢山いらっしゃるのではないかと思います。
特に都会に住んでいると交通網が発達していて車を持つ必要性を感じないかもしれませんし、渋滞する事を考えると車で出かけるよりも電車やバスを利用した方が便利だと感じて、一応免許は取ったものの全く必要がないと言う方もいらっしゃいますよね。
そして駅に近い所に住んでいると電車を利用した方が便利ですし、駅が近ければ近いほど駐車場付きの一軒家に住もうと思うと土地代だけでも高額になるケースがほとんどですし、月極駐車場を借りると月々の費用がバカになりませんので、「車が運転出来なくても何不自由ない」と考えても、それは何ら不思議な事ではありません。

独身の場合や子供さんがいないご家庭の場合はもしかすると公共交通機関を利用した方が便利かもしれませんが、子供が出来るとやはり車に乗れる事に利便性を感じる事が多々あります。

私が感じる運転出来るメリット

駅近なのに車ばかりを利用する理由

私の場合は、元々車の運転が好きなのもありますが、子供が産まれてからは特に「車無しの生活は考えられない」と言う位車が便利だと感じており、ぜひペーパードライバーの方には再度運転の練習を、無免許の方には免許の取得をお勧めしたいと思っている一人です。

私は大阪の中心部からは電車で1時間弱の少し山の手の新興住宅街で、駅までは徒歩7分位の場所に住んでいます。
大阪の中心部まではちょっと時間がかかりますが、徒歩圏内にスーパーや病院、学校、幼稚園、警察署や消防署等生活に必要な物は全てありますし、子供を連れて出かけるとしても、どこに行くにも適度な距離ではありますが、所謂「郊外」ではあります。
子供が産まれてからは一年に一回電車に乗るかどうかと言う程ほとんど電車やバスは利用する事がなくなり車ばかり利用しています。

車をお勧めする理由‐その1‐

子供が産まれるまでは車よりも公共交通機関を利用した方が何かと便利だったと思いますが、子供が産まれてからしばらくはどこに行くにもオシメ関係や授乳(ミルク)道具・着替え等、かなりの荷物を抱えてベビーカーを押し、時にはその荷物を抱えたまま子供を抱っこしたりしなければなりません。買い物に行ってこの状態になると買う物も考えてしまいますよね。

その点車を利用すると荷物は車の中においておけますし、昔と違いまだ腰が据わっていない赤ちゃんでも乗れるカートもありますので、スーパーによっては今までの様にベビーカーを押しながら買い物かごを片手に…等と言う大変な思いをしなくても済みます。

車をお勧めする理由‐その2‐

勿論買い物だけではありません。どこに行くにもベビーカーと大量の荷物が付いて回り、更にベビーカーに子供を乗せて電車に乗ると、混雑した車内では迷惑そうな顔をされる事も度々ありますし、子供が泣き出していくらあやしても泣き止まない時は、周りから冷たい視線が送られている気がして、落ち着いて電車に乗っている事は出来ません。
勿論周りの乗客が全員迷惑がっているわけではなく、「大変だなぁ」と思っている人もいると思うのですが、あまりに自分の子供がグズリだすと、全員に嫌な目で見られている様な気がしてしまい肩身の狭い思いをしなくてはなりません。
ところが車で移動すると、いくら子供が騒ごうが周りの目は全く気にしなくて済みますし、音のなる玩具等でご機嫌をとる事も出来るのです。

車をお勧めする理由‐その3‐

公共交通機関を利用する事を考えると車移動はとても便利だと思いますが、それに付け加えて更に便利だと私が感じたのは、子供の体調が優れない時救急車を呼ぶ程ではなく、でも早急に診察をして欲しい時等、例えそれが深夜であっても運転が出来るとすぐに夜間救急へ連れて行く事が来るのです。もしも車が運転出来ずに近くの病院は診察してくれない、子供がしんどそうにしているのにタクシーもない…と言う状況になると親として本当に気が気ではありません。
これは深夜に限らず日中でもそうです。幼い子は体調が悪い時は「ママ、ママ」になりベビーカーにすら乗ってくれなくなる時もありますので、そうなると子供と荷物を抱きかかえて病院へ行って何時間も待たされる。考えただけでも本当に疲れてしまいます。
こんな時でも車で行くと荷物は勿論車内に置いておけますし、診察を待つ間車内で子供と待つ事も出来ますので、母親としても少し気が楽になりました。

車をお勧めする理由‐その4‐

更に子供が幼稚園位になってくると、お友達同士でお出かけする事も出て来るのですが、みんな交代で車を出したりする事もあります。勿論運転出来ないママもいますので、そういうママは便乗させて貰うわけですが、あまり毎回になると「みんな交代で車を出しているのに申し訳ない」とやはり気が引けてしまいます。

車をお勧めする理由‐その5‐

我が家の場合は、上の子が小学校に入学した後本人の希望により隣町で開催されているサッカーチームに通い始めたのですが、そのチームは公共交通機関では通えない所で開催されていますので運転が出来ないと加入出来ませんでしたし、仮に地元のサッカーチームに加入していたとしても今度は遠征試合の時に保護者が交代で車に子供達を乗せて送迎しなければならないそうで、運転が苦手なママも他の保護者の手前、やはり車を出さざるを得ない状態の様ですので、やはり子供がある程度成長してオシメ等の荷物がなくなったとしても運転出来ると色々な意味で行動の範囲が広がり、子供にとっても母親自身にとってもメリットは多いと思います。

完全にペーパードライバーだった友人

子供が出来て変わった考え方

私の学生時代からの友人は大学時代に免許を取ったものの、その後車に乗る機会がなく完全なペーパードライバーになってしまいました。
結婚して子供が産まれるまではペーパードライバーでも何の問題もなく、どちらかと言うと車の運転が苦手で「運転したい」と思う事などなかった様なのですが、いざ結婚して妊娠したと分かった途端「車の必要性」について考えたそうです。
その御家庭は都心部に住んでおり車はあるのですが、ご主人が週末に運転する位で、ご主人もその友人が「ペーパードライバー」だと言う事を分かっていて、結婚してしばらくは車の運転を絶対にさせてくれませんでした。
ですが、やはり子供が出来るとなると私が記載したのと同じ様な必要性を夫婦共に感じ、車をとても大事にしていたご主人でしたが、助手席に乗りちゃんと運転が出来る様に毎週末練習させてくれたそうです。

まさかあの子が運転!?…という子も感じた車の利便性

とても失礼な話ですが、私からしても友人が運転しているのを見るのが衝撃的だと感じる程その子は車の運転が出来る様なタイプの子ではありませんでしたが、子供が2歳になる頃にはごくごく普通に車の運転をこなし、買い物や病院などに子供を乗せて車で動きまわる様になっていました。

誰よりも友人自身が子供を乗せて車で動き回る自分に「まさか自分がこんなに車で動き回る様になるなんて」と驚いていましたが、今となっては「子供がいると運転出来ないと何かと大変だったと思う」とかなり運転の必要性を感じている様でした。

車の利便性を感じたら

どの様に克服するか

「いくら車の運転が出来た方が便利だ」と言ってもペーパードライバーの方はすぐに「運転してみよう」とは思わないと思います。
ですが、車が運転出来て損はありませんし、私が述べた事を自分に置き換えて想像してみて下さい。きっと「運転出来た方が便利だな」と感じるのではないでしょうか。
もしそう感じられるのであれば、出来る事なら子供が出来る前に教習所で行われている「ペーパードライバーの訓練」に参加されて克服するのも良いでしょうし、友人の様にご主人や知人等「車の運転が出来る人」に同情して貰って車の通りが少ない運転しやすい道路から再度練習してみて下さい。

練習して克服するかちは十分あります

私自身は免許取りたての頃父親に同乗して貰い、すいている広めの駐車場等を少しお借りして車の運転や車の駐車の練習をよくしていました。
初心者の頃を思い出すと、ペーパードライバーの方の気持ちはよく分かり、交通量の少ない道路である程度練習しないと怖いと思います。
ですが、それを克服するだけの価値は十分にありますし、絶対に運転が出来た方が便利だと思って貰えるのではないかと思います。
ぜひ、無免許の方には免許の取得を、ペーパードライバーの方には再度練習して運転が出来る様になる事をお勧めしたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

1975年生まれ(41歳)の「10歳の男の子」と「7歳の女の子」のママです。 「死産」「流産」と辛い経験を乗り越え、日々悩み、笑い、周りの協力を得ながら楽しく育児しています。 ワーキングママを経験し、現在は専業主婦をしながら子供と一緒に成長中です。