着物などを作る際、仕立てが狂わないように仮留めする糸を『しつけ糸』と言いますが、これをしないと着物が正確に作れないことから、人間的にほころびがでないように教育するという意味をもつともいわれています。
漢字や読み方からみる『しつけ』の意味
しつけは、先ほど『しつけ糸』からきているとお話ししましたが、しつけ糸は着物が完成するにつれて外さなければなりません。
これは、こどもに対するしつけでも同じことが言えます。
こどもはいずれ大人になり、親離れをして独り立ちしていきますよね。親も子離れをしなければなりません。その時にある程度一人でできるように、困らないようにしてあげることが本当の『しつけ』ではないでしょうか。
そのためにも、親がお手本とならなければなりません。親の背中を見て子は育つといいますが、言葉で伝えることも大事ですが、行動で示すことがしつけの第一歩です。
心配になる気持ちもわかりますが、将来のために過保護に育てるよりも、ある程度の失敗を経験させることも大事なのではないでしょうか。その経験を活かすためのサポートをできたらいいと思います。
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