アメリカで生まれたPTAの歴史を簡単に紹介

子供たちの環境整備のため、アメリカで19世紀後半に『母親の会』をつくり運動。その後、1924年に父親と教師にも参加を求めて『全国父母教師協議会』が結成されます。それが今日のPTAの母体になります。
日本のPTAは、第2次世界大戦後に生まれました。戦前にも学校の後援会的な父母会があったようですが、戦後アメリカの『父母と教師の会』をモデルにしPTAがつくられました。

PTAの目的

『父母と先生の会(PTA)は、児童生徒の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校および家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域における教育環境の改善、充実をはかるため会員相互の学習その他必要な活動をおこなう団体である』(PTAの道しるべより)つまり、子供の健全な成長のために父母と教師、地域で協力しよくしていきましょう…という事だと思います。

PTAの現状

私の子供が通っている小学校では、在学中に必ず1児童1回は役員をしなくてはならないようになっています。(兄弟が2人いれば在学中2回)仕事を理由に断ることはできません。ただ、平日の日中に集まることがほとんどで仕事をしている私には、その度にお休みするのは難しいことなのです。子供たちのためというのは重々承知の上なのですが。
PTA役員を決める時には、自ら役員を引き受ける人がいなければ、決まるまで懇談会が終わらなかったり、最終的にはくじ引きで決めたりなどする場合もあります。この決め方に疑問を持っています。本来、PTAは任意加入にもかかわらず、ほぼ強制的に決められる役員…。自ら役員を引き受けてくださった方は良いにしても…無理に引き受けた場合は、良い組織として活動できるのでしょうか?たぶん、組織トップに言われるまま動くしかなくなるような気がしてなりません。また、父親の存在です。平日日中の活動には父親の参加は難しいため、結局、実際に役員をやるのは母親に絞られる現状に疑問を感じてしまいます。

アメリカのPTAは?

調べてみると、組織への加入も役員もやりたい人、できる人で行うようです。また、学校関係者だけでなく、教育に関心のある大人も参加できるようになっているところもあるようです。活動に関してもボランティア方式のためPTAのホームページで参加者を募り、参加したいイベントをクリックするだけで登録ができるというシステムもあるようです。

今後のPTAに望むこと

  • 「〜をしなくてはならない」という概念がない組織
  • 意味のある会議内容(会議回数)
  • 子供達のための本来の活動ができる組織

親として子供たちの教育環境はもちろん良くしていきたい!強制的にやるのではなく、子供達のために気持ち良く活動していきたい!そのためには、今の体質を改善すべきところは改善して、良きものは残す。時代の変化で組織も変化していくという事も大事なんだと思います。
働くお母さん達も増えていますし、小さな兄弟や妊婦さんがいる中で、無理なく親が子供達のために活動できるように考慮した組織を望みます。

ABOUTこの記事をかいた人

3人の子供がおり、3人とも当たり前ではありますが性格や周りの環境が違う事を経験しています。 その経験の中で、自分が感じた事を記事にさせていただければと思いました。 また、初心者のため文章力にかけますが、勉強させてもらいながら少しずつ向上して参りたいと思います。