子どもが小学生になると必ずやってくるPTA役員。小学校によって多少の違いはあるようですがわが子が通う小学校では,「小学校を卒業するまでに最低1回は役員をしなければいけないらしい」という噂があります。私自身は立候補者がいたこともあり,今はまだ様子見とさせていただいているのですが来年はとうとう2人目が小学校に入学するとありそろそろ役員を引き受けなければならなくなるのかなぁ・・・と思っています。
でも,「PTA役員をしなければいけないらしい」ということはよく聞くのですが,じゃあ,実際にPTA役員が何をしているのかというとそこまではよくわからないのが,現実です。
そこで,近いうちにやってであろう「PTA役員デビュー」に向けて役員の仕事を調べてみようと思います!まずは,PTA役員の仕組みから・・・
PTAの組織図
うちの小学校のPTA組織図は次のようになっているようです。
- 会 長 1名
- 副 会 長 2~3名
- 理 事 1名(校長)
- 事務局長 1名(教頭)
- 地域役員 各地域から若干名
- 学級役員 各学級2名
- 専門委員(教職員)
- 監 査 2名
さらに,地域役員と学級役員は次のように構成されています。
- 地域役員
地域活動部(各地域から1名ずつ,計18名)
福利厚生部(各地域から1名ずつ,計14名)
- 学級役員
教養広報部(各クラスから1名ずつ,計12名)
学級活動部(各クラスから1名ずつ,計12名)
これを見ると,年間おおよそ56名(学級役員が24名,地域役員が32名)の方が役員を引き受けていることがわかります。これは,うちの小学校のだいたい1学年分の人数なので卒業までに最低1回は役員をしなければいけないという理由がわかったような気がします。役員を全くしない人がいると,2回3回と役員を引き受けなければいけない人が出てくるということなのですね。
さて,PTAの構成が見えてきたところで次は,各役員がどんな仕事をしているのかを見ていきたいと思います。
PTA役員の仕事
- 教養広報部
PTA広報誌の発行が主な仕事です。
うちの小学校では,1年に3回PTA広報誌を発行していて,昨年度は,県の小・中学校PTA広報誌コンクールで「優秀賞」を,全国小・中学校PTA広報誌コンクールで「奨励賞」を受賞しているそうです。
- 学級活動部
学年別のPTC活動やPTA親善綱引き大会を企画・運営しています。
また,毎月開催される学級懇談会での内容をまとめて学級報告書を作成し,学年便りで報告しています。
さらに,資源回収の手伝い(年1回)や学年会計の監査をしています。
- 地域活動部
交通安全教室の実施や通学路改善要望書の作成をし,年に2回地域懇談会を開催しています。
また,運動会のバザーの手伝いや資源回収の実施の他,各研修会,講演会,夏祭り,収穫祭へも参加しています。
- 福利厚生部
運動会や学習発表会のバザーの実施や夏祭りや収穫祭お手伝いをしています。
また,使用済トナーやベルマークの回収も行っています。
さらに,地域活動部と同様,各研修会,講演会等へも参加しています。
このほか,PTA役員全般の仕事として総会,役員会,総務委員会などもあります。
まとめ
以上は,あくまでもうちの小学校のPTAに関することです。
PTA役員として任される仕事は,どこの小学校でも大きくは変わらないとは思いますが,小学校によってPTA組織図や役員の種類・数,担当する仕事内容の割振などは多少違いがあると思います。「え~,PTA役員?!」と思う前に,PTAの組織や役員の仕事について調べてみるといいかもしれません。
卒業するまでに最低1回というのは,きっと役割の数と生徒の数からみるとどの小学校でもかわらないのではないでしょうか?PTA役員の仕事内容を調べてみると意外と「これなら私にもできそう」な役職が見つかり,負担感も減るかもしれませんよ。