「子育てを休みたい…」母を休もう!妻を休もう!

末っ子が産まれて半年くらいたったときでしょうか?突然,何もかも放り出して,家出をしたくなったことがありました。
母をやめたい!
妻をやめたい!
何もしたくない!!
毎日そんな衝動に駆られながら,日々過ごしていました。
でも,結局,子どもたちが私から離れなくて・・・ではなく,私自身が子どもたちから離れることができませんでした。

専業主婦は偉大です!

普段私は,子どもたちを保育園に預けて,フルタイムで仕事をしています。仕事をしているときは,疲れたら休むことができました。けれど,育児休業で家にいると,子どもたちも家にいるので疲れたから休むというわけにはいきません。1日24時間子どもたちと向き合い,なかなか自分の時間を持つことができませんでした。
子どもたちと過ごせるのは,今だけ。子どもたちはあっという間に大きくなって,すぐに巣立ってしまう。一緒に過ごせるこの時間を大切にしてね。子どもたちと一緒に散歩しているとき,出会う方々によく言われます。子育ての大先輩方です。きっとその通りなのだろうなぁ・・・と思い,子どもたちとの時間を大切にしようと
さあ,公園へ
さあ,散歩に
さあ,イベントへ
家の中でも
サーキット遊びしよう!
絵本を読もう!
一緒に絵を描こう!
と,とにかく子どもたちが起きている間は,向き合って相手をし,昼寝をしている間に掃除や洗濯,食事の支度をしていました。
自分の時間なんてありません。
さらに,子どもたちが別々の時間に昼寝をしてしまったり,来客があったりした日には・・・さあ,大変です!!
子どもたちの相手もしなければいけない!家の用事もしなければいけない!!
とても体一つでは足りません。
この生活が当たり前である専業主婦の方々はとても偉大です。

救世主はわが子だった!

今思えば,毎日がいっぱいいっぱいでした。
そうすると必然的にイライラすることが増え,すぐに子どもを怒るようになり,ついには,思いっきり笑うことができなくなっていました。
そんなある日,頼んでいないのに,子どもたちがすすんでお手伝いをし始めたのです。(私がいっぱいいっぱいであることを子どもたちに見抜かれてしまったのです)
洗濯物を畳んでくれたり,簡単な洗い物をしてくれたり,ぐずった下の子をあやしてくれたり・・・
おかげで少し心に余裕が生まれたせいか,子どもたちの何気ない会話を聞きながら,思わず笑いがこぼれました。
すると子どもたちが,次から次へと私を笑わせるような会話をし始めたのです。
私が笑うと,こんなにも子どもたちが喜ぶのかとそんなに私は笑えていなかったのかとひどく驚かされました。

母を休む,妻を休むために

それからは,心に余裕が持てるよう,自分の時間を持ったり,ゆったり何もしない時間を持ったりすることにしました。

朝少し早起きをして,夕食の支度をする。

子どもたちが昼寝をしている時間を自分の時間にすることができるようになりました。

家族に協力してもらう。

休日は夫が積極的に洗い物を担当してくれます。子どもたちにもできるお手伝いをお願いしています。

1人で出かける時間をつくる。

子どもたちが昼寝をしているとき,夫に任せて1時間程度外出することもあります。
我が家は夫や子どもたちが協力してくれたおかげで今の状況をつくることができました。母を休む,妻を休むためには,家族の理解と協力が必要です。思い切って「休みがほしい」と言ってみてはどうでしょう?

第1回 家族会議 議題「どうやったらお母さんが休めるか」

きっといろんな案が出てくると思います。家族だけでできなければ,地域支援を頼ることもありだと思います。

  • それぞれの実家に協力をお願いする
  • 一時保育を利用する
  • シルバー人材センターを利用する

など。
私の知り合いには,子どもたちと遊ぶ時間を持つために時々,ハウスクリーニングを頼んでいるという人もいます。また,ご近所さんでお互いの子どもを預かったり,預けたりしたこともあります。これは,子どもが増えるから大変かと思いきや子どもたち同士で遊んでくれるので,意外と見守るだけでよかったりして大丈夫なのです。
私の経験から,母を休む,妻を休むことは,お母さんだけでなく,家族みんなの幸せにつながると思います。
いつもイライラしていませんか?怒ってばかりいませんか?体が重く感じることはありませんか?何もしたくなくなることはありませんか?ちゃんと笑って過ごしていますか?
自分の中の「休みたい」のサインに気付いてください。いつも子どもたちや夫にばかり向いている目をたまには自分自身にも向けてあげてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

女の子2人,男の子2人を持つ母です。 趣味は読書。 とにかく本が大好きです。 我が家のプレゼントは誕生日もクリスマスも絵本! 「母さんがほしいだけでしょ!!」 気付いた長女に成長を感じる今日この頃です。