みなさんは、お子さんの幼稚園や学校の先生や周りの人から、「もう少し愛情をかけてあげて」とか、「愛情不足では?」などと言われたことはありませんか?
私は自分で「子どもへの愛情が足りていないのかな…」と悩んだことはあるものの、人から指摘されたことは今のところはありませんが、以前小学生の子どもを持つ友達が、担任の先生から「愛情不足ではないでしょうか」と言われてとても傷ついていたことがあります。
今回は、子育てママが意外とよく周りから言われる言葉、「愛情不足」について考えてみたいと思います。
愛情不足をどうやって判断するのか?
そもそも、愛情不足だと指摘される場合は、何を基準に判断をされているのでしょうか。
よくネットなどで「愛情不足の子どもに見られるサイン」として紹介されている例では主に、指しゃぶり・爪かみ・わがまま・甘える・嘘をつく…などが挙げられています。しかし、このような特徴があるからと言って愛情不足だとは限らないと思いますし、幼稚園や学校の先生は子どもの一部分しか見ていないのに、なぜその一部の情報だけで親の愛情が足りないと決めつけるのだろうかと思います。
先ほどお話した私の友人も、子どもが小学校に行くのを嫌がることがあるのでそれを担任の先生に相談したところ、あまり詳しい話も聞かずに「愛情が足りていないのでは?」と言われてしまったようで、とてもショックを受けていました。
「愛情不足」と言わないでほしい…
もちろん先生は専門的な知識をお持ちですし、経験上子どものちょっとした様子から親が気づかない問題に気づかれることもあると思います。ですが、母親に直接「愛情不足」と指摘するのは少し配慮に欠けているように思えます。実際、私の友人は子どもの母親としての自分を否定されたようで、その後ショックから当分の間立ち直れなかったと言っていました。自分で「子どもへの愛情足りているかな?」と勝手に悩むのと、人から指摘されるのでは全然違いますよね。自分ももし同じことを言われたら相当ショックを受けたと思います。
先生がもし子どもの様子を見て何かおかしいと気づかれる部分があるのなら、そこを具体的に教えてもらえるとか、一緒に解決方法を考えてもらえるとありがたいですよね。また、私の友人のように、子どものことで悩んで相談を持ち掛けている時にはもう少しママに寄り添ってほしいと思いますし、無責任な言葉で傷つけることはやめてほしいです。
悩むのは愛情がある証拠!
友人の話を聞いて私も心を痛めていましたが、「絶対に愛情不足なんてことはないよ!」と友人を励ましました。私はただの主婦で、専門家ではありませんが、いろいろな悩みを抱えながらも一生懸命子育てをしているママが愛情不足なはずはないと思ったからです。子どもへの愛情があるからこそ、もっとよくしたいと願って悩むのではないでしょうか。
育児の方法など、うまくやれていないことがあるかもしれませんが、愛情はあるはずだと思います。
もし私の友人と同じように、愛情不足を指摘されて傷ついている人がいらっしゃったら、どうか自信を持っていただきたいなと思います。