PTA役員・年賀状は必要か?

頻繁に会う仲間だけど

PTA本部役員をされている皆さま、お疲れ様です。
日々の活動の中で、直接顔を合わせる以外にも、頻繁に役員間でメールや電話でやりとりをしていらっしゃることでしょう。
活動を通して見知らぬ保護者同士が親しくなっていくのは、子育てをする上でとても望ましいことです。
年末が近くなってくると年賀状のデザインや必要枚数を考え始めますが、「PTA役員仲間への年始の挨拶をどうしよう?」と、悩む方もいらっしゃるようです。
日頃お世話になっている方、親しい方には出して当然という考えの方が多いですが、それはPTAの場合もあてはまるのでしょうか?

基本的には、必要なし

筆者は「必要なし」と考えます。
日頃一緒に活動しているから、お世話になっているから、という理由で年賀状を出すこと自体に問題はありませんが、受け取ることによって精神的な負担を感じる方がいらっしゃるのも事実です。
年賀状をいただいたから、松の内の間に自分も出さなくてはならない、間に合わなければ寒中見舞いを出さなくてはならない‥それに、ただでさえ忙しい年始からPTAのことはあまり考えたくない‥等、受け取り方、感じ方は人それぞれです。
最近はメールで新年の挨拶をするという方法もありますが、こちらも基本的には必要ありません。

最初に接した時で十分

基本的に年が明けて最初に会った時、もしくはメールや電話でやりとりがあった時に新年の挨拶と「今年もよろしくお願いします。」という一言があれば十分です。
PTAは保護者によるボランティア。
ただでさえ忙しいのですから、余計な手間は省いてしまって構いません。
年賀状を出さなくても、メールがなくても、その年最初に会った時の挨拶が心を込めた丁寧なものであれば相手にもきちんと伝わりますし、また一緒に頑張ろうという気持ちも自然に湧きあがってきます。

一人の人間として

ただし、活動を通して本当に親しくなり、「年賀状を送りたい、そして今後もずっと仲良くしていきたい。」と願う相手であれば、話は別です。
迷わず、年賀状を出しましょう。
不思議なもので、相手も同じような感情を持っていることが多いようですから、きっと喜ばれることでしょう。
大人になってから、ましてや子ども中心で自分のことは全て後回しという生活の中で、そんな風に思える人との出会いは貴重です。
PTA活動という枠組みを超えて、是非友情を育み続けてください。
お母さんたちのそんな姿を通して、子どもにも友達の素晴らしさを教えてあげることが出来ます。
年賀状を出したいと思える仲間が多過ぎて困ってしまう、と、嬉しい悲鳴を上げるくらいの素晴らしい出会いがありますように。

ABOUTこの記事をかいた人

現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。