子育て中に介護をするということ(ダブルケア問題)について考える

介護の認定を取ってサービスを利用する

親が65才を過ぎていたら介護保険が使えます。介護が必要になった時点で、介護認定調査を役所に申し込みましょう。認定が取れたら階級に応じて受けられるサービスがありますので、それらをうまく組み合わせて利用します。ディサービスやヘルパー派遣、訪問リハビリなどを利用することで、介護者の負担は随分軽減できるはずです。親を預かってもらっている間、子どもとかかわる時間もできます。近くのヘルパー派遣やディサービスの事業所など、事前に調べておくと契約もスムーズです。
介護保険が使えない65才未満については、特定疾病(がん、リウマチ、骨粗しょう症、認知症など)であれば介護保険が受けられます。

こどもを保育園に預ける

親の介護は保育園の申請事由にあたりますので、役所で相談してみるとよいでしょう。子どもだって、おじいちゃん、おばあちあんの介護に振り回されずにすみます。
ただし保育園に通うとなると、やはりここでも費用の問題が出て来ます。そのことも見据えて、お金の制度についてしっかり調べて利用していく必要があります。
子どもを保育園で預かってもらって、親もディケアなどで預かってもらえたら、少しの時間でも自分自身の休める時間を持てます。これはとても大きいと思いますよ。

家族としっかり話し合っておく

男性の場合、ダブルケアが始まると経済的な負担が大きくなり、仕事との両立も大変だと言われています。女性の場合は体力的に大変になりますが、それ以上に精神的負担が大きいとも言われています。
家族で話し合っておくことは大変重要で、それぞれが出来ることを分担して、無理が来ないように工夫する必要があります。また自分達家族だけでなく、兄弟達も巻き込んで話し合うことも大事です。
とにかく抱え込まず、分担制にすることで現状を乗り切っていきましょう。

若いうちは、ダブルケアという言葉も知らないかもしれません。でも、今の時代、知っておかなければならないことの一つです。若いうちから考えておくことで、当事者になった時にあわてないようにしたいものです。
そして自分が介護される側になった時、自分を介護するのは誰でしょう。しかも介護者は子育て世代かも知れないですよね。
そうならないためにも、自分自身が元気で長生きすることも大事だと思いませんか?

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。