こんな時に眠れない
子どもを妊娠し出産するまでは、子供と一緒に笑顔で過ごしている風景を想像していました。しかしそんな風に笑って過ごせる日々よりも、子育ては心身ともにしんどくつらい状況が少なからずあるのも事実です。特にしんどいと感じるときは、寝れない日々が続くときではないでしょうか。生まれたばかりの新生児期は昼夜のリズムが安定せず夜中に泣いて日中は寝ている時間が多かったり、成長するとともに夜泣きが始まります。2,3歳になって落ち着くかと思えば、日中の刺激が多いと夜中に目覚め泣いて起きてしまうこともあります。子供が寝ている時間に一緒に寝れればいいのですが、日中は掃除や洗濯などの家事をこなさないといけません。子供が起きれば一緒に遊びに付き合ったり、買い物に出かけたりとお母さんが日中に睡眠を確保するのは難しいです。夜は一緒に子供と寝ようと思っていても、明日の準備や残りの家事を片づけたりしていると就寝が遅くなってしまったり、そして寝れたかと思えば夜泣きで起こされ十分に睡眠時間が取れないことも多いです。子育てで寝不足を感じるのはどのお母さんも一緒だと思います。共感される方も多いのではないでしょうか?
終わりが見えない寝不足の日々
乳児期はその子その子によって、夜寝てくれるかくれないかは変わってくると思います。私の場合は長男の時は1歳の授乳を終えるまでは、夜中も3時間おきに起きる毎日でした。1歳から保育園に通い始めしばらくは日中の刺激で夜中に何度か起きることもありましたが、2~3か月もすれば夜はぐっすり寝てくれるようになりました。現在は自宅で子供を見ています。長男は3歳になりましたが、3歳にもなると夜中はしっかり寝てくれて少々の物音では起きなくなりました。現在次男は1歳9か月、授乳はしていませんが夜中に何度か起きることはあります。夜泣きではないので、トントンと背中をたたくとまた眠ってくれますが、まだしっかりと睡眠のリズムが確立していないのかなと思います。一概に「何歳になれば夜もしっかり寝てくれる」とは言い切れませんが、周りのお友達の子供達をを見ても大体2歳ごろになると夜中起きにくくなるようです。「いつまで寝不足が続くのだろう」「しんどい、助けてほしい」そう思っているお母さんもたくさんいると思います。しかし必ず終わりは来ます。子育てはすぐ結果が目に見えるものではありません。長い期間をかけていくものです。しかし、夜中起きてしまう日々は必ず終わりがくるので、あまり自分を追い詰めすぎないようにしましょう。
子育て中しっかり睡眠時間を取るコツは?
小さな子供を育てていると睡眠時間が十分に取れないのは当たり前。「いつまで寝れない日が続くのだろう」と途方に暮れるのではなく、気持ちを切り替えて少しでも寝れる時間を見付けることが大切だと思います。第一子の時は多くのお母さんが家事も育児も完璧にしようと意気込んでしまいがちですが、それは限りなく難しいものだと私は思っています。自分を追い込みすぎないようにしましょう。家事が少々できなくても大丈夫。1番は家族みんなが笑顔で過ごせることで、その大前提に健康があります。睡眠不足が続くと体も心も不調になってしまいます。今はそうでなくても、そういう生活を続けるといつか必ず体を壊してしまいます。子供がお昼寝をしたら一緒に寝る、家事が残っていても体や心がしんどいと感じたら夜も子供と一緒に寝る。旦那さんがお休みの日には1人の時間を作ってもらいそこで睡眠をとる。最近は一時保育も充実してきているので、そういう場所に数時間でもいいので子供を預けて、しっかりまとまった睡眠を取るのも一つの方法だと思います。夜泣きの時にはお父さんに変わって見てもらって自分は寝る。育児をするのはお母さんだけではありません。しんどい時こそ夫婦で協力し、助け合うことが大切です。それでも「家事が出来てないと気になる…」という方もいらっしゃると思います。子供が寝た時に自分も一緒に20分間だけ寝るのはどうでしょうか。一般的にお昼寝は20分間が良いと言われています。寝る時間を決めてそのあとは起きて家事や自分のやり残したことをするというのもいいかもしれません。
子育て中の不眠症
産後はホルモンバランスの乱れもあり、子供の寝つきが悪かったり夜中に何度も起こされてしまうと、お母さん自身も中途覚醒や早朝覚醒などの不眠症になってしまうケースがあるようです。中途覚醒は夜中に何度も目が覚めてしまい熟睡感が得られないこと、早朝覚醒とは夜中の3時や4時に目が覚めてしまうことです。子育てにいっぱいいっぱいで言われてみなければ気づかない人も多いと思います。この記事をみて「私もそうかもしれない」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?私は以前寝付きが非常に悪い状態になりました。いつも1時間寝れないのは当たり前、ひどいときには2時間ぐらい目がぱっちり覚めてしまいなかなか寝れない日もありました。
不眠症はどうすればいい?
私も1度は経験した不眠症ですが今はだいぶ改善されてきました。今は次男が夜中に起きることも多いのでそれに合わせて何度か起きることもありますが、以前に比べたらだいぶ寝付きも良くなってきたと思います。私が1番効果的だった方法は、寝る前に横になった状態で深くゆっくり深呼吸をすることです。目を閉じ何も考えず深呼吸をすることで、副交感神経優位になり寝付きが良くなります。あとは適度に運動することです。子供たちとの遊びを兼ねてしっかり体を動かすこと、そして家事などでも意識して体を動かすことで運動につながります。適度な運動は程よい疲れとストレス解消をもたらしてくれます。ぜひみなさんも試してみてください。その他不眠症の対策として良いと言われているものをいくつかご紹介します。朝起きるのがつらいこともあると思いますが、朝きちんと起きて朝日を浴びることをしてみましょう。朝日を浴びることで体内時計をリセットするきっかけが出来ます。これにプラスしてストレッチを加えると効果的です。あとはお風呂の時間湯船にしっかり浸かり体を温めること。お気に入りのバスソルトやオイルでリラックスした状態を作るもいいと思います。寝る前にホットミルクや温かいお茶、ハーブティーを飲むのも効果的です。とはいえ、小さな子供がいるとこういった時間は取りにくいもの。旦那さんにお願いしてこういった時間を作ってみたり、出来るときで構いません、続けることで少しづつ効果が表れてくると思います。しかし、あまりに不眠症の状態がひどいときは病院へ受診することも必要です。病院は心療内科や精神科になるのでなかなか一歩が出ない人もいるかもしれません。しかし医師に相談し適切な処方を受ければ薬に依存してしまうようなことはありません。不眠が改善されずずっとしんどい思いをすると、子供に負担がかかることになります。思い切って病院に受診してみることも大切です。
誰もが経験する悩み
愛しくて可愛いはずの我が子がそう思えなくなる瞬間が来るときもあります。「」どうして可愛いと思えないんだろう」「こんなはずじゃなかったのに」「こんなママダメだ…」と思うことは必ずどのお母さんでも経験することなのです。それはやはり体と心の疲れが溜まっているから、自分に余裕がなくなってしまっているから思うことなのです。特に睡眠が十分にとれないと精神状態も不安定になりやすく、少しのことでイライラしたり気が落ち込んでしまいやすくなります。「少し疲れが溜まってきているな」と感じたら無理をせずゆっくり休んでみましょう。完璧を求めすぎす、「これくらいでいいや」の気持ちが大切です。短時間でも深い眠りにつけば目覚めも良く、その後はすっきりとした気持ちで過ごせると思いますよ。お母さんにとっては「休むこと」も立派な仕事です。