七五三あるある「七五三、忘れてた!」

近年では、家族にとって大イベント化した七五三。
でも、パパもママも仕事に追われていたり、子供や家族の病気、何らかのトラブル発生、様々な事情から、気付けば「七五三、忘れてたー!」なんてこと、実は珍しいことでもないようなのです。
さて、そんな“あるあるさん”でも、忘れていたことを落ち込まないで、前向きに考えてみましょう。

シーズンオフの七五三もあり?

まず気になることというと、10〜11月でなくても、神社やお寺は受け付けてくれるか、また、着付けや撮影をするにも、美容室や写真館は受け入れてくれるかということですよね。
確実には問い合わせてみることですが、その前に諦めてしまうことはありません。
美容室や写真館は、七五三をすることが目的ではなく、お客さんを奇麗に、また可愛くして、よい思い出を作って喜んでもらうことが仕事です。
神社やお寺も、七五三でも特別な祈祷というよりも、普通に子供の健康や、これからの成長を祈願するわけで、普段から健康祈願などは行っているわけですから、あまり心配はいりません。
ただ、美容室や写真館は予約が必要なところがほとんどですし、神社やお寺は、神主さんやお坊さんが不在なこともありますので、電話などで直接確認をした方がよいでしょう。
ちょっと残念なことがあるとしたら、シーズン中にもらえる場合が多い、おもちゃやお菓子などがもらえないことくらいですかね。

忘れていたことを嘆くよりも大事なこと

そもそも七五三とは、公家や武家で行われていた行事で、昔は子供の死亡率が高く、無事に育ったことへの感謝とお祝いの行事だったのです。
そんな習慣のなかった庶民でも、子供の成長は喜びであり、時期など関係なく、近くの氏神様などに祈願したり、親として心から喜んでいました。
わざわざ七五三の儀式をしなくても、それだけで大きな意味があったに違いありません。
大事なのは、行事を執り行うということではなく、何よりも子供の成長を喜び、これからを見守り続ける親としての気持ちではないでしょうか。

家族が成長を喜び合うことが一番大事

1年ごとにやって来る誕生日に成長をお祝いするように、3才、5才、7才で、元気に育ってくれて有り難うと、家族で喜ぶ日を作るだけでも、立派に七五三の意味に通じると思います。
もし、その時期を忘れてしまっていても、毎日頑張っているパパとママが、子供を大事にする気持ちがあって、毎日子供の成長を楽しみにして、一日一日を過ごしていれば、それだけで十分なのではないでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。