子育て中の友達との付き合い方

子どもが3~4歳くらいになると、保育園での子供同士の付き合いも密になってきて、仲のいい子のお母さんとよく話すようになってきました。それでも保育園ですから、送り迎えの時間もバラバラで、いつも会えるわけではなく、メールアドレスを交換するまで随分かかった気がします。

やがて私の友人たちも結婚し、既婚者が半数を超えてくるころは、長男も赤ん坊ではなくなっていたので、いっしょに連れて行ったり、親に預けたりして出かけられる機会が増えていきました。また、友人たちにも子供が産まれると、友達と出産祝いを買いに行ったり会いに行ったりというイベントも増えました。

最近は子連れ同士で遊びに行ったり、ライングループで誕生日を祝いあったりもしています。この歳で誕生日にラインが来ると、嬉しいですよね。うちは家族や親、ときには自分ですら誕生日を忘れていることもありますから。

結婚前からの友達とママ友

先日、子供を実家に預けて幼馴染と飲み会をしてきました。昔からよく集まるメンバーは6人。でも、全員集まれることは多くありません。独身の子、既婚者でも子供のいない子、子供がもう大きくなってしまっている子、まだ子供が乳児で出歩けない子など、皆状況は様々。その時に集まれる人だけで、という感じでなんとなく年に2~3回は飲み会やランチを企画し、集まってひたすらおしゃべりに興じます。

独身の子や子供のいない子では、多少会話の内容がすれ違うこともありますが、それでも十分楽しく話せますよ。ただ中には不妊治療をしていてなかなか授からずにいる子もいますので、あまり無神経なことは言わないように気を付けてはいますが、気心知れた友人同士なので、そこまで気を使ってはいません。子供のことも話題にしますが、ただその話ばかりにならないようにはしています。

ママになってからの友人は、独身時代からの友人とはちょっと違いますよね。そもそも名前も知らず「~ちゃんのママ」という名前で呼び合うことも多いです。会話の中心は子供のこと、子育てに関する情報共有です。

そういったママ友は、子供同士が学校や保育園が離れたら、もう連絡を取り合うこともなくなるかなあという人が何人もいます。そういう関係が多いと、かえって親同士だけで親密な関係を築くのが難しくなります。これから十年後も連絡を取り合っていそうなママ友は、そんなにいません。

ただ中には、子供同士が親友で親同士も仲良くなることもあります。長男の親友のママさんはとても気が合って、よく一緒に遊びに行きます。地元の友人と違って年齢も出身もさまざま。でも、あまり気にはなりません。その方とは長くお付き合いしたいなと思っています。子供同士が気が合うというのは、親もどこかしら性格が似ているので、気が合うことも多いのではないでしょうか。

子ども同士がけんかをすると、親同士も気まずくなるという話も聞きますが、私自身は経験したことがありません。子供がまだ小さいからかもしれませんね。もう少し大きくなって、思春期の子供同士の関係が崩れたら、親同士も顔をあわせにくくなったりするのかもしれません。

頻繁に会うばかりが友達じゃない

友達はいいものです。情報ももらえるし、自分だけの殻に閉じこもってしまいがちなときも、ふと気づかせてくれる。なにより笑顔や元気をくれる。そして友達が自分を慕ってくれているということで、自己肯定感もうまれる。

子育て中はなにかと忙しく、時間にも気持ちにも余裕がなくてつい疎遠になってしまいがちですが、1年に一度でもライン等で連絡を取り合っていれば、完全に関係が切れることはありません。

不思議なもので、会うのが何年かぶりだったとしても、話しているうちにすぐにその時間は埋められます。時々「ママ」をやめて旧友と話してみたりすると、育児ストレスの解消にもなります。さまざまな友達、ゆるやかにでも、これからも末永くお付き合いいただきたいものです。

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30代後半、10歳と5歳の男の子の母です。 平日は、子供を学童と保育園に預けてパートタイマーとして働いています。慌ただしいながらも頑張りすぎず、気楽で楽しい育児をモットーに、賑やかで幸せな日々を送っています。