ようやく人間らしい感情が戻ってくるのがこの時期なのですよね。
認識してしまえばもう感情大爆発です!
産後女性ホルモンが低下して乱れ始める時期でもあるため、私もイライラしてよく夫に八つ当たりをしてしまいました。
特に第一子の時は夫婦間で子育ての分担がうまくできておらず、家事も子育ても何でも自分一人でやろうとしていたのですよね。
「手伝ってほしい」
という言葉をうまく伝えることができませんでした。
当時夫も子どもが増えたことをまだ自覚できておらず、「女性は子どもを産んだ瞬間から自然と母親になれるもの」と思っており、父親が子育てに参加するという発想がなかったそうです。
そうしたすれ違いが起こると、楽しいはずの子育てが不満の塊になってしまうのです。
あやすと笑うようになった赤ちゃんをかわいいと感じる反面、中途半端な余裕によって『自分は子育てに疲れている』ということを自覚してしまうこの生後3ヶ月が、乳児期で一番大変さを感じる時期と言えるでしょう。
【2位】2歳
2歳といえば子どものイヤイヤ期に悩まされているママたちが多い時期ですよね。
わが子たちが2歳の頃もそれはそれは壮絶でした。
2歳といえばほとんどの子がしっかり歩けるようになっており、おしゃべりする言葉も急激に増える時期です。
大人の言っていることがわかりだし会話を楽しめるようになってきたとを嬉しく思う反面、なぜか些細なことで『この世の終わり』のように泣き叫び暴れることが増えるのがこの2歳。
それでは当時の彼らの『この世の終わり』スイッチをいくつか紹介します。
・一緒に寝ていたはずのぬいぐるみが起きたら足元に転がっていた時
・はいているオムツがお気に入りの絵柄ではなかったことに気がついた時
・頑張ってはいた靴下が左右逆だった時
・りんごジュースだと思って飲んだものがスポーツドリンクだった時
・母が5本指ソックスをはいた時
・運転中に右折した時
・バイキンマンによってアンパンマンの顔が歪まされた時
おそるべし2歳!
わが子たちが2歳の頃はこの謎ルールに振り回され、毎日ボロ雑巾のようになっていたことを覚えています。
こうした『世界の終わり』スイッチが入ったわが子の気持ちを受け止めながらも、少しずつ社会で生きていくためのルールを教えていかなければなりません。
死なせないため必死に追いかけたり、約12kgの暴れる体を抱えたり。
思い通りにならないことを教えるために、あえてわが子の望み通りにしないこともあります。
『世界の終わり』スイッチが入ったわが子が外で泣き叫ぶことで、虐待と間違えられることもしばしば。
この時期は毎日が戦いなのです。
このような理由から、幼児期最初の壁である2歳があらゆる面で疲れを感じる時期だと思います。
【1位】7歳
これは意外だと思われるでしょうが、1位はなんと7歳!
学年でいうと小学1年生の後半から2年生の時期です。
2年生って小学校にも慣れ出し、少しずつ親の手が離れるため
「やっと楽になったー!」
と解放された気持ちになるのですよね。
それだけ聞くと何が大変でどう疲れを感じるか想像がつかないでしょう。
私の周りのママたちがこの時期共通して口にする子育てワードがあります。
『魔の2年生』
魔の2歳児を超える魔の2年生。
この時期の子どもは親の手が離れたことで自由の楽しさを知ることになります。
ただ、まだ分別がついていないため『ほどほど』のところで止めることができません。
そのため親の知らないところで問題行動を起こす子が急増するのです。
実は『初めての万引き』なんかもこの時期にすることが多く、きちんと向き合わなければこの先も繰り返すことになってしまいます。
また、これまで問題なく育ってきた子でも精神が不安定になることが多く、「言えば言うほど反発する」などという悩みが出てくるのがこの7歳なのです。
親の手が離れてもいつでもつかめるようにしておかなければならないため、大変難しい時期なのですよね。
わが子たちは外で問題行動を起こすことはありませんでしたが、家庭内では親子でぶつかることが急増しました。
よくわからないけれどイライラしているわが子を見てこちらもイライラ。
親に対して初めて本気の暴言をぶつけてきたのがこの時期でした。
本気の親子喧嘩をしたりゆっくり話をする時間を作ったりして、今ではすっかり落ち着きました。
放ったらかしにしようと思えばできてしまいますが、後になって必ずしわ寄せが来ます。
そのためそれが嫌ならばとことん向き合う必要があるこの7歳の時期が、最も子育て疲れのピークになるのだろうと私は思います。
まとめ
子どもが成人するまでの期間、何度も疲れの波がやってきます。
乳児期には乳児期なりの。
幼児期には幼児期なりの。
学童期には学童期なりの。
思春期には思春期なりの。
それぞれ違った大変さがあり、どこが疲れのピークかは子どもの性格や家庭環境によっても変わってきます。
ただ、反対にどの時期も違った楽しさがあります。
子育てに行き詰まって疲れを感じた時は、先にあるそんな楽しさを想像してみてはいかがでしょうか?
そうして疲れのピークを脱した頃にはきっと、良いことも悪いこともひっくるめて大切な思い出になっていると思いますよ!
- 1
- 2