私にとって子育てで必要なこと・大切にしていること

私が息子たちに対して、将来こういう人になってもらいたい、と考えた時にやはり、大好きな事が夢に繋がり、それを職業にすることが出来たら良いと思うのです。私はその思いが根底にあるので、

  • やるべき事はきちんとやること
  • できない事から諦めて逃げずに、努力すること

という、主にこの2つを息子たちに伝えていくことが、私の子育てにおいて大切な柱になっています。

夢を持つ大切さを教えたい

私自身の将来の夢は演奏家になりたいというものでした。そして夢を叶える為に日々努力をし続けてきました。途中で演奏家の道は挫折してしまいましたが、大好きな音楽の業界で職業を得ることが出来、とても充実した社会人生活でした。
また夢を追いかけている時も、仲間と一緒に切磋琢磨していた時間は、かけがえのないものとして私の財産です。息子たちにも、夢を持つことの意味を分かってもらえたら良いなと思います。まず好きな事を見つけるために、出来るだけ色んな経験をさせてあげて、「こういう世界がある」「こういう物がある」「こういうことが出来る」と視野を広げてあげたいと思いアンテナを張っています。

選択自体は子供たち主体になって選べば良いと思っています。また、息子たちが好きなことに対しては、惜しみなくサポートして行きたいと思っています。そして出来るだけ一緒に経験して、親として共感できるようにもしています。
息子たちにとって、応援している人や一緒に楽しんでいる人がいるという安心感は、新たな一歩を踏み出す時に、大きな力となってくれることを私も経験しているからです。私も父や母の支えのお陰で、決して楽しいだけではない夢を追い続けることができました。

夢を叶えるためには?

今は電車に夢中の子供たちですが、そのうちもっと様々な世界があるということに気が付き、電車以外にも様々な事に興味を持ち始めると思います。色んな事を経験し、その経験を積み重ねて成長していき、将来進路の選択をする重要な分岐点に立った時に、限られてしまっている中から渋々と選ばざるを得ない状況よりも、様々な可能性を持ち合わせた沢山の中から選べるようになっていて欲しいと思っています。

そのためには学力はあっても損はないと思うのです。毎日少しずつ積み上げてきた勉強は、大きくなった時に子供たちの進路を広げてくれるものだと思います。その学力は決して裏切ることなく、自分で積み重ねてきた財産なので、息子たちの将来の為に役立つ種だと思います。
その種を今のうちから少しずつ撒き、芽が出るようにしてあげたいと思っています。そのために小学生の長男に対しては、やるべき事はきちんとやること、という点をとても大切にしています。
「やるべき勉強を、きちんとすること」「やるべきお手伝いを、きちんとすること」「やるべき片付けを、きちんとすること」要するに、自分がしなくてはならないことは、きちんと責任を持って済ませること、ということです。

好きなことをしていても良いけど、やらなくてはならない事はきちんとやろうね、というメリハリをつけておかないと、だらだらと時間はあっという間に経ち、いつの間にか就寝時間になってしまいます。日々のちょっとした積み重ねで学んでいくことは、とても大きなことだと考えています。スケジュールを組んでも良いのですが、日によって遊びに行ってしまったり、習い事があったり、なんとなくテレビを観たい日だったり、というバラつきがあるので、シンプルに分かるようにしました。

できれば小さなうちから習慣付けておきたいので、口を酸っぱくして伝えています。ただ、あまりにもそれに縛られてしまうと窮屈になってしまうので、その辺の言葉掛けや匙加減が難しいです。
幼稚園児の次男に対しては、まだ理解するのには難しいので自由にさせています。でも、お兄ちゃんが宿題やワークをしていると、僕もやりたい!僕も一緒にオベンキョウしたい!となり、一緒に紙を広げて勉強しているつもりになっているのは、微笑ましい姿です。
音読の宿題では、文字の読めない次男は、お兄ちゃんが読んでいる文章を聞いているだけで覚えてしまいました。こういう風に次男は楽しく学んでいるので、好きにやらせています。

努力する大切さ


長男は少し運動が苦手という意識があるのと、疲れることが好きではないのか、縄跳びやかけっこが得意ではありませんでした。幼稚園の時はあまり無理強いするような環境ではなかったので、のらりくらりとかわして来られたのですが、小学校に入るともはや逃げている状況ではなく、やらなければならない種目になってしまいました。
そして否応なし成績の評価に繋がります。私自身が音楽を学んでいる時は、演奏できない難しい部分をそのままにしておく事はとんでもないことであり、「出来るようにして当たり前」だったので、長男の出来ないままにしておいても平気な気持ちがどうしても理解できず、出来るようになるまで練習させることにしました。

「もしかしたら沢山練習すれば、今日は出来なかったことが、明日は出来るようになれるかもしれない。やってみないと分からないよ。最初から諦めて逃げていたら、出来るかもしれないことがずっとこの先も出来ないままだよ。練習をがんばってみよう!」と話し、ひたすら縄跳びの練習をさせました。最初は数回しか跳べなかったのが、日々練習を重ねているとコツを掴んだのか、ある日を境にぐんと上達することができました。上手に跳べるようになったんだ!という自信に繋がった瞬間の長男の表情は、パッと明るくなり目が輝きました。
達成感を味わった時の表情は、モノクロの世界からカラーの世界に移動したように感じ取れました。そして「諦めずに努力すること」の大切さを学んだ瞬間でもあり、その先には「達成感と喜びと自信」があるということも分かった大きな意味のある瞬間でした。

息子たちには、夢を見つけて追いかけていく道中には、楽しさや喜びだけではなく、いつかきっと大変な困難や状況に陥る時もあるので、そんな時には逃げて諦めて止めることをせずに、辛くても努力してもがいて乗り越えて欲しいと思います。
そうすればきっと道が開ける時が来るということを学んで知っておいてもらいたいと思います。

努力し続ける大切さは、自分自身を高めて成長させていくだけではなく、諦めない強い精神力や、自分を信じる気持ちにも繋がります。
また、努力を続け、出来るようになった時の達成感は自信にも繋がります。何もせずに諦めるのは簡単なことです。でも諦めた瞬間に、出来るかもしれない可能性をも摘み取られてしまいます。
この努力する大切さは、全て自分自身に返ってくる財産であると私は思います。簡単に諦めるような人には決してなって欲しくないと思っています。

息子たちの将来のために

私の子育てで大切にしていることは、息子たちが将来こういう大人になってもらいたい、という願いが込められた思いが軸になっています。私の思いを伝えていくだけでは、ただの押し付けになってしまうので、息子たちの性格や気持ちと相談しながら一緒に進んで行くことが出来れば良いと思っています。
まだまだ小さな息子たちなので、これから沢山の可能性があって、夢をみる楽しさを体験できるのが羨ましいです。どんな夢を持って追いかけていくのかな、想像すると、息子たちの将来が楽しみです。私の両親がそうしてきてくれたように、息子たちの夢の支えとなって行かれようにしたいと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

小学1年生の長男は超繊細かつ超慎重派、年少の次男は活発で元気いっぱい、という正反対の性格の兄弟を子育て中のアラフォー主婦。子供たちに挟まれて眠る時と、家族みんなで食卓を囲む時が何よりも幸せです。