教育委員会とは?PTAとの関係は?

教育委員会とは

子どもが小学校に入学すると、「教育委員会」という言葉に触れる機会が多々あると思います。
そこにはちょっとお堅い雰囲気が漂っていますが、そもそも教育委員会とはどのような機関なのでしょうか。
一言で言うと、「すべての都道府県、市町村に置かれている教育行政機関」で、大学と私立学校を除いた公立の学校教育や、文化・スポーツなどの社会教育を管理・執行する場です。
その自治体の、教育に関する情報がすべて揃う場であると言えますね。
行政機関という性質上、その事務局で働く人は公務員ですが、委員にはPTA会長を長年経験した人物が任命されることもあるようです。

方針と対応は、教育の現場を映す鏡

教育委員会が出す主な配布物は公立の学校でも配られることが多いので、子どもが持ち帰るプリントに目を通せば、教育委員会が今どのようなことに力を入れているのか、
どのように対応しているのかを知ることが出来ます。
また、各相談窓口や問い合わせ先なども紹介されているので、すぐに捨てずに取っておいた方が安心です。
最近では、不登校や特別支援学級に関する印刷物を目にすることが多くなりました。
それは支援を必要とする子どもが増えているということで、社会全体で考えていかなくてはならないものです。
教育委員会が取り組みに力を入れている案件は、現在の社会が、そして教育の現場が直面している問題であると言えます。

もっと身近に感じよう

子どもにとって、親が子どもを思う心以上のものはありませんが、先に述べた不登校や特別支援学級などについては、専門家の知識やアドバイスが必要です。
最適だと思われる専門家や機関について情報を提供する、橋渡しをするのに教育委員会ほど頼もしい機関はありません。
まずは電話をしてみる、その後に事務局に直接足を運ぶのもいいかもしれません。
事務局に行けば学校では配られない印刷物や掲示物があるので、新たな情報に自分で気付くこともあるでしょう。
教育委員会は、実はとても身近な存在なのかもしれませんね。

社会全体で子どもを育てる

教育委員会によっては、学校にスクールカウンセラーを派遣しているところもあります。
毎日ではなく決まった曜日・時間になりますが、来室した子どもの話を聞いて寄り添ってくれますし、さらなる対応が必要な場合は、専門的な立場から的確なアドバイスを授けてくれます。
私が子どもだった頃より、子育てにおける問題は専門的になり、それに伴って行政によるケアは多様化してきています。
教育委員会の社会における役割が、より重要となる時代が到来しているのかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。