米は生活必需品・仕送りに最適

米さえあれば

子どもが親元を離れて初めての一人暮らしを始めた時、親はあれこれ心配するものです。
中でも、食事は心配事項のトップ3に入ります。
実家にいる頃から料理をする子どもだったのであればまだ安心ですが、最近は台所に立とうとする子どもは少ないようです。
料理に不慣れな子どもでも、米を研いで炊飯器にセットするくらいならすぐに出来るはずです。
まずは米を炊くことを覚え、最初は出来合いの惣菜を買ってきたりして、無理のない範囲で徐々に食卓を整えることを覚えていけば良いでしょう。
米さえあれば大丈夫なのです。

買いに行くのも一苦労

米はスーパーで色々なサイズのものが売られていますが、他の品に比べて重いので、
小さなサイズを選んでも持ち帰りが大変です。
決して安い買い物ではありませんし、小さなサイズは大袋に比べると割高です。
仕送りを日々やり繰りして慣れない一人暮らしを始めた子どもにとって、米代はお財布に決してやさしくはありません。
米こそ、実家から仕送りしてあげるのが好ましいです。
1回に5㎏程度を送ってしばらく様子を見てみて、帰省した時にでも米の仕送りの頻度と量を子どもに確認してあげてください。
米と一緒に、缶詰やレトルトなど、忙しい時でもすぐに食べられて防災の備蓄にもなるような食品も送ってあげましょう。

パンは手軽だけど、やはり米

手軽だという事もあり、忙しい時や疲れている時はパンを買ってきて食事を済ませる時もあるでしょう。
ただ、あまりにもパン食が続くと栄養面が心配になってきます。
なるべく米を炊いて米に合う惣菜を食べるのが望ましいです。
時間があるときにまとめて米を炊いて、一食分ずつラップでまとめて冷凍してしまえば、忙しい時でも電子レンジで解凍すればすぐに食べられます。
また、米を炊いた際に、ついでにおにぎりを作っておけば、そのまま簡単なお弁当にもなり、食費の節約にも繋がります。
学食も安いですが、やはり自炊が一番の節約です。
おにぎりなら作るハードルも低いですし、何よりも日本人のソウルフードです。
お米があれば、おにぎりを作る事が出来る‥。
離れて暮らしていても、親はそれだけで安心するのではないでしょうか。

日本食の、原点

新しい生活に慣れてきたら、米を仕送りする際にカレーやハヤシライスのルウも入れて、少しずつ料理が覚えらえるように舵取りをしてあげてください。
そして、子供が帰省した時には簡単で美味しい料理だけでなく、味噌汁の作り方を教えてあげてください。
米と味噌汁は栄養的にも相性抜群ですし、一番満腹感が得られる組み合わせでもあります。
味噌汁の中に野菜や肉をたくさん入れてしまえば、それだけで立派な食事になります。
豚汁がいい例です。
米を子どもに仕送りすることは、日本人の食事の原点から子どもに食育をする良い機会なのかもしれません。
子どもが帰省した時に、一緒に台所に立って料理をしながら新しい生活についての会話を楽しんでください。
食べることは生きることに繋がります。
米を仕送りし、料理を教えることは、子どもの自立の最後の手伝いなのかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

現在小学生男児を子育て中です。息子の言動に日々振り回されて頭を抱える毎日ですが、自分を取り戻すために試行錯誤しております。