PTAの廃品回収は必要? やって良かったと思う理由は?問題点は?

保護者の代表であるPTAですが、PTAの活動として最初に思い浮かべるのは、やはり廃品回収の活動でしょうか。
地域や学校により違いはありますが、段ボール・牛乳パック・古紙・ボロ布・アルミ缶等の資源を回収して収益にあてる、PTAの大切な活動でもあります。
しかし、近年、PTAの廃品回収の活動には前向きではない意見が増えています。今回は、PTAの廃品回収の活動を行って良かったというメリット面と問題点についてご紹介したいと思います。

PTAの廃品回収の活動のメリット点

親子で国際貢献とエコ活動に参加できる

  • 「エコキャップ運動」という活動で、世界の子どもにワクチンを届けることができます。
  • アルミ缶のプルタブを回収し、地域のホームなどに車いすを届ける活動です。
  • 使用済みの割りばしを回収し、紙にリサイクルする活動です。

しかし、これら活動は、社会貢献を学ぶ場にはなっても学校の収益にはならないことに加え、場所も取り手間もかかるので、始めても数年で中止する学校も現実にはあります。

子どもがごみの分別の大切さを知り、資源の大切さを学ぶことができる

ごみの分別をしなければ更なる環境汚染につながり、再利用できる資源を無駄にすることになります。ごみを分別することで、再利用できるものはリサイクルできますので、環境保護について学ぶことができます。

廃品回収の収益で、PTA活動をはじめ学校や子ども達のための何かに還元できる

自分たちの活動が、学校や子どものためになるというモチベーションと満足感を得ることができます。何かの目的がないと難しいです。

PTAの廃品回収の活動の問題点

資源ごみが集まらない。

今は、自治体で資源ごみの回収を行ってくれますので、わざわざ学校まで資源ごみを持ってくる人は少ないです。

廃品回収の収益がなければ、PTA会費を増額せざるおえない

廃品回収の収益で賄っている部分もあるため、廃品回収の収益があがらなければ、PTA会費の増額や、行事の参加費の負担が別途必要になったりします。

活動に対して保護者が否定的

地域をまわり資源ごみの回収を自分の車を出して行うというところもあるようです。仕事をされている方はそのために休みを取らなければならず、また車も出さなければならず、活動そのものの廃止を望む方は今大勢いらっしゃいますので、活動そのものがスムーズに行えないという問題があります。

まとめ

以上、PTAの廃品回収の活動のメリットと問題点についてでした。PTAそのものの存在が問われる現代ですが、廃品回収品が集まりにくいという状況の中、どのようにして廃品回収の活動で収益を上げ還元していくのか・・・ということが問題のようです。

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中2の子のママです。男の子、女の子両方の子育てをしてきました。どちらにかに偏るのではなく中立の立場で、育児・しつけ・子供との時間・親の悩みなどを一緒に考えていければと思っています。よろしくお願いします。