親の期待を背負って
やはり、初めての子ども、ということでパパママにとって特別な存在だと言えます。ですから、パパママは、大きな期待を持ちます。長子は、それに頑張って応えていこうとするようです。
頑張って期待に応えることができれば良いのですが、そういかないこともあります。期待に応えなければいけない、という強い責任感も生まれるのでしょう。思春期を過ぎる頃から、親から距離をとる子がいたり、心が折れて引きこもってしまったりすることもあるようです。
こうして見てくると、長子の気質はどうにも変えられないように思います。初めての子ども、というのが大きいですね。パパママも親に成りたてなのですから、どうあがいてもそういう風に育っていくのかもしれません。
私は三人の子を育てていますが、やはり長女は特別な存在だと思います。お腹の中にいた頃から、下の子が産まれるまでは、きちんと記録がありますし、産まれてから初めての育児は、長女と私だけのゆったりとした、とても幸せな時間だったと記憶しています。
下の子が産まれた時、長女は喜んでいましたが、内心は怖かったのではないかと思います。長女は、今でも次女にライバル心をむき出しにしています。自分とパパママだけの幸せが壊れてしまうのではないかと、思っているのかもしれません。
それは、私の愛情の掛け方がイマイチだったのでしょう。どんな状況でも、愛していることを充分に伝え、感じさせることが大事なのだと思います。兄妹が増えたとしても、変わらぬ長女への愛情を、もっと示すべきだったのではないかと思います。
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