私、結婚指輪はしていません
近頃、結婚指輪をしていない方をよく見かけます。ついつい夫婦仲を疑ってしまうのですが、そこにはさまざまな事情があるようです。
結婚指輪は、夫婦としてずっと共にいる、ずっと愛し続けるという意味合いがあるといいます。結婚式には欠かせないですし、高価で選ぶのにも時間がかかる、特別なもの。だから結婚指輪は、既婚者ならばつけるのは当たり前、という考えは、意外と少なくなってきているのかもしれません。
つけないのではなく、つけられない
結婚指輪をつけない方で、つけられない事情がある方がいます。飲食や介護、看護などをお仕事とされている方は、外さなくてはならないそうです。仕事の前に外して、終わったらつける、というのは、ちょっと面倒ですし、失くしてしまう可能性が高くなりそうですね。
私の主人も、仕事で四六時中パソコンを使っているので、指輪は邪魔になるそうで、結婚後、一週間ほどで外してしまいました。ショックでしたが、邪魔になるのはわかるので、特にもめませんでした。主人は、指輪をキーホルダーにつけて、鍵と一緒にいつも持ち歩いているから、指につけているのと同じだよ、と言っています。
指輪のサイズが変わってしまって、つけられない方もいらっしゃるようです。結婚当時よりも、痩せてしまって、ぶかぶかになってしまい、よく外れてしまうから、つけなくなったり、逆に太って、指輪が入らなくなったり、指に食い込んで痛くなったりするのが理由のようです。
結婚して10年ほどたちますが、私は体重が激しく増減しています。時々抜けたり、外れなくなったりしています。
元々、金属アレルギーだからつけられない方もいらっしゃいます。女性ですと、妊娠と出産を経験して、体質が変わり、ひどい方は金属アレルギーになってしまって、つけられなくなる、ということもあるようです。
私も第三子を産んでから1年くらい、皮膚がかぶれやすくなってしまったので、この時期は結婚指輪を外していました。
他にも、もともと購入しなかった方、そして失くしてしまった方もいらっしゃるそうです。
つけないのではなく、つけたくない!
結婚指輪に良い思いがない方もいらっしゃるようです。そこには大きな声では言えない理由も。
アクセサリーがキライ、相手が憎らしくなった、ケンカして外したまま、独身に戻りたい、離婚を考えているから、などなど。
そういえば、私の母も同じような理由で結婚指輪はつけていません。50代後半くらいだったでしょうか、高級ブランドの指輪を買って、結婚指輪の代わり(?)に左手の薬指につけています。仕事人間の父によく尽くした!という理由で、自分へのご褒美なのだそう。とても気に入っていて、満足しているようです。
つけない理由は人それぞれ。結婚指輪に縛られない、さまざまな理由がありますね。