しつけはタイムアウトよりタイムインでスマートに

したことを反省させるしつけ

少し反省してきなさい。イライラする感情をぐっと抑えて、やっとのことで子供に一言伝える。子供が離れたら、自分もクールダウン。ママも子供も感情的なののしり合いにならないための我慢の時です。

こうして文章におこしているだけで、私も力が入ってきます。子供が何か(問題)をしてしまった時,ママは精神的に大きなストレスを感じます。こうしたしつけは、お互いに感情的にならないようにするために、良いことだと思われます。でも、子供はどうでしょう。ママに嫌われてしまうといった不安や怖さの方が、反省よりも大きくなってしまうような気がします。また、何度言っても聞かないことと同じように、子供が慣れてしまう(とりあえず反省したふりをしておけば大丈夫とでも思うのかな?)こともあるかと思います。

反省させるしつけはもう古い?

前述したしつけの仕方を、「タイムアウト」と呼び、もともとはアメリカで行われていたようです。日本でも耳にするようになりましたが、最近では、このタイムアウトよりも、「タイムイン」という方法が注目されているのだといいます。

タイムインとは、子供の話を聞き、子供の気持ちに寄り添うやり方だそうです。子供のしてしまった行動を、批判するのではなく、どうしてそういうことをしてしまったのかを聞き、そして、どうすれば良かったかを、一緒に考えていくやり方なのだそうです。

共感して、成長しよう

私は、タイムインやタイムアウトという言葉は知らなかったのですが、息子が3歳の時に出会った保育士の先生から同じように、子供と共感することの大切さを教えてもらいました。

息子は、木の棒が本当に大好きで(男の子なら誰でもかもしれませんね)、気に入った棒を見つけるとヒーローになりきって、振り回していました。でもこれ、危ないですね。何度も息子から棒を取り上げようとしましたが、他の棒を見つけてきたり、ダダをこねられたりして、うまくいきませんでした。

ある時、私は息子にこう言ってみました。その棒、カッコいいね。本当のヒーローみたい。ちょっとお母さんにも持たせて?息子は、嬉しそうに自慢の棒をすぐに渡してくれました。また、自宅に戻ってから(宝物の棒は持ち返って、玄関にしまいました)、みんなで遊ぶ時、棒が当たると、お友達も息子も痛い思いをするから、カッコいい棒を見つけたら、お母さんが預かっておくね、と話をしました。

その後、息子は、棒は危ない、カッコいい棒はお母さんが預かってくれて、持ち帰ることができる、ということをよく理解してくれ、棒の問題をクリアし、一歩成長してくれました。

とはいえ、ママは頑張りすぎないように

タイムアウトに比べると、タイムインのやり方は、ママの負担が大きくなるように思います。まずママ自身の乱れた心を落ち着かせて、子供の話をじっくり聞いていかなくてはならないのですから。下手をすると、ママの方がストレスを貯めてしまうかもしれません。

余裕がない時は、とりあえず、どうしたの〜?(何かあったの〜?)と言ってみてください。力が抜けた感じで大丈夫。子供は、気にかけられると、すんなり話をしてくれますから、とりあえず、そうだったのねと同意します。これがイヤだったのね、こういう風にしたかったのね、と納得してください。じゃあ問題になっているのはコレだから、どうしていこうか?と、気づかせてあげてください。うちの息子は、だいたいこのやり方でご機嫌になり、問題をクリアしてくれますし、その後は、自分で考えて動いてくれます。

頭ごなしに否定したり、脅迫したり、そういう日々は、とても疲れてしまいますから、少しでもスマートに、そしてストレスフリーな子育てをしていきましょう。ママは女優さんになって、子供がすんなり動けるように声かけをしていけばよいのです。

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脳内お花畑の小5長女、やりたくないことは絶対やらない小3次女、とにかくオレが一番の年長長男。あっという間に過ぎていく毎日の中で、なんとかママをやってます。あっという間に40代!