ある時、私は息子にこう言ってみました。その棒、カッコいいね。本当のヒーローみたい。ちょっとお母さんにも持たせて?息子は、嬉しそうに自慢の棒をすぐに渡してくれました。また、自宅に戻ってから(宝物の棒は持ち返って、玄関にしまいました)、みんなで遊ぶ時、棒が当たると、お友達も息子も痛い思いをするから、カッコいい棒を見つけたら、お母さんが預かっておくね、と話をしました。
その後、息子は、棒は危ない、カッコいい棒はお母さんが預かってくれて、持ち帰ることができる、ということをよく理解してくれ、棒の問題をクリアし、一歩成長してくれました。
とはいえ、ママは頑張りすぎないように
タイムアウトに比べると、タイムインのやり方は、ママの負担が大きくなるように思います。まずママ自身の乱れた心を落ち着かせて、子供の話をじっくり聞いていかなくてはならないのですから。下手をすると、ママの方がストレスを貯めてしまうかもしれません。
余裕がない時は、とりあえず、どうしたの〜?(何かあったの〜?)と言ってみてください。力が抜けた感じで大丈夫。子供は、気にかけられると、すんなり話をしてくれますから、とりあえず、そうだったのねと同意します。これがイヤだったのね、こういう風にしたかったのね、と納得してください。じゃあ問題になっているのはコレだから、どうしていこうか?と、気づかせてあげてください。うちの息子は、だいたいこのやり方でご機嫌になり、問題をクリアしてくれますし、その後は、自分で考えて動いてくれます。
頭ごなしに否定したり、脅迫したり、そういう日々は、とても疲れてしまいますから、少しでもスマートに、そしてストレスフリーな子育てをしていきましょう。ママは女優さんになって、子供がすんなり動けるように声かけをしていけばよいのです。
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