子供が大学や専門学校などに通うため、家から遠く離れた場所に住まなければならなくなると、親としては心配になるのが、健康にも繋がる食事事情ですね。
自炊する学生もいますが、そのほとんどは出来合いのものを安くて買って来たり、学食を利用したり、バイトのまかないで繋いだり、それなりに工夫をしているようでもあります。
それでも、少しでもちゃんと食事して欲しい、少しでも出費を減らしてあげたいというのも親心です。
その親心でもある「食料の仕送り」について、知っておきたいことをお伝えします。
カップラーメンやレトルト食品のメリット、デメリット
手軽に送れて、もらう方も調理も簡単、保存も効くということで、カップ麺やインスタント麺、レトルト食品は定番です。
価格も手頃なので、ついついたくさん送ってしまったりします。
学生の一人暮らしの部屋は、キッチンも小さく使い勝手も悪いので、お湯を沸かすヤカンや鍋さえあれば調理出来てしまうのは助かります。
けれど気になるのは、やはりそればかりだと栄養面が心配ですし、添加物や保存料も気になります。
また、長持ちするので、うっかり賞味期限も切らしていた……なんてことも。
ちゃんと管理して、忙しい時に食べるという使い方なら、常備しておくメリットは大きいですね。
真空パックされた食材のメリット、デメリット
真空パックされた食材は、空気に触れないのでレトルト食品などと同じ様に保存がききます。
しかも、調理済みのしっかりした食品なども多く、栄養についても考えられたものが多いようです。
お母さんが懐かしい味で調理したものを、家で真空パックにして送る家庭もあります。
栄養面、味、そして何よりお母さんが作っていることで、一番喜ばれるものでしょう。
ただ、真空パックだから常温で送れると、勘違いしている人もいます。
空気に触れないので、長持ちすることは確かですが、実は食中毒の元になるボツリヌス菌は、真空パックの中ではとても繁殖しやすいのです。
それを防ぐためには、冷蔵の状態を保たなくてはなりません。
この事について、実は厚労省も必ず冷蔵するように呼びかけをしています。
せっかく、一番嬉しい仕送りのはずですから、正しい配送でリスクを最小にして届けてあげたいですね。
通販を利用すること
親が食材をかき集めて、どんな配送が正しいか自己判断し、集配依頼や持ち込みをする手間を考えると、それだけでかなりの時間と費用を消費します。
けれど、ネットショッピングを使えば、パソコンやスマホで手軽に注文出来て、新鮮なものや子供の好きなものが送れて、本人に選んでもらうことも出来るなど大変便利です。
もちろん、支払いは親が持つというとこになるでしょう。
ただ、親が食材をかき集めて、手間暇掛けて送った段ボールは、通販の箱と違って見栄えは悪いかも知れませんが、手紙など入っていなくても、親の愛情が伝わるような気もしませんか?