親同士の再婚によって、血のつながらない子供同士が家族になる場合、それは親も子も葛藤を抱えて生きていくということにもなります。
決してきれい事では語れない、葛藤と戦う親達の様々な声を拾って、この難しい問題を考えていきましょう。
連れ子と実子にどう対応していけばよいのでしょう
親として、連れ子と実子、それぞれにどう対応したらよいのでしょう。
次に、親達の声の中で大変多かった事例をあげています。
現実としてそれに向き合っている親達の声は、決して責めることはできませんし、努力をしている姿が垣間見えてきます。
連れ子が懐いてくれず、とても悲しいです。私が悪いのでしょうか(Aさん)
連れ子が可愛いと思えません。私は酷い親なのでしょうか。(Bさん)
子供が物心つく前に家族になれば、割と上手くいくようですが、子供の成長は早く、現実を何となく理解し始めると、この問題は少しずつ難しくなっていきます。
連れ子が懐いてくれない、可愛いと思えないのは当然のことです。
自分達の都合で、子ども達を犠牲にしたと考えている親も多いようです。
罪滅ぼしのように無理に努力を重ねるよりも、他人同士なんだからそんなもんだと、ゆっくり構えた方が双方で楽になります。
子供は子供で、どうしてよいのか分らないはずです。時間をかけて、ゆっくり接していくくらいの気持ちでよいのです。
叱る時、ついつい連れ子に気を遣ってしまい、実子には厳しくしてしまいます(Cさん)
連れ子に辛く当たってしまいます。どうしても自分の感情がコントロールできません(Dさん)
連れ子に怒れないのは、連れ子と実子との関係を悪化する原因にもなるようです。
学校の先生が生徒に怒る時のように「全員に怒る」と考えれば、少し楽になります。
連れ子に怒るときは実子を、実子に怒るときは連れ子を思いながら「全員に怒る」心理でいきましょう。
また、感情のコントロールができないことは、本当は良くないと分ているから悩むのです。
その辛さを、誰かに聞いてもらうことで救われることもあります。
誰にも話せない時は、子育て相談などの機関に相談するのもよいでしょう。
連れ子は懐いてくれます。けれど、自分の子供が間もなく生まれてくることで、同じように愛情を注げるのか不安です(Eさん)
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