子供がいじめられていると知ったらどうしますか?「えっ?どうして???」と、一瞬パニックになってしまいますよね。意地悪がいじりになり、いじりがいじめになっていると感じることが多いですが、いじめをする理由を考えてみたいと思います。
高学年になるほどいじめは陰湿になる
子供の年齢によっていじめの種類は異なります。年齢が上がるごとに姑息で陰湿になってきます。そして、年齢が上がるごとに集団化していきます。塾通いや中学受験でストレスが溜まりそのはけ口が必要なことや、スマホを持つようになるのでネットいじめという要素が増えること、ただ目障り、癇に障るというだけでいじめが始まることもあります。
いじめをする理由
一番の理由はうらやましい、妬ましいという嫉妬の感情です。幼稚園の時は、子供よりも要注意なのはママ達の嫉妬です。幼稚園の時は、誰もがうちの子が一番と思っているので、自分の子より少しでも目立つ子に嫉妬します。年齢が上がるごとに自分の子のレベルが分かってきますので、ママの嫉妬は少なくなる分、今度は子供同士で嫉妬しあうようになります。
経験上ですが、自分よりも同等か少し上ぐらいが一番厄介です。上すぎる子には歯が立たないので嫉妬はしません。自分より少しだけ成績が良い子、自分より少しだけ綺麗な子など、自分と張り合っていて、しかもその子の方が自分より少しだけ上…というレベルで身近な嫉妬は大体起こります。
子供がいじめられている時の親の対応
まず、子供の話を客観的にきちんと聞くことです。「客観的に」ということが大事なところです。子供は自分に都合の悪いことは言わずに自分を正当化し、相手の非ばかりを話すということがあるので、一方的に子供の言い分をうのみにしないことです。そしてその上で、子供の話が本当なのかを判断し、本当ならばきちんと対応しなければなりません。
しかし、これは小学校の中低学年までの話で、高学年、中学生は、すぐに対応した方が良いと思います。なぜかというと、高学年、中学生で親に話すというのは、けっこういじめが進んでいると思うからです。最初の段階は、学校の先生にお伺いするという形を取り、担任では埒が明かなければ、副校長・校長、そして教育委員会に持っていきます。相談センターも並行して利用すると良いと思います。
まとめ
電話で相談できるのは、「チャイルドライン」「子供の人権110番」「24時間子供SOSダイヤル」です。「インターネット人権窓口」は、ホームページから相談すればメールで回答してくれますので、最初のアクションとしては気軽に相談しやすいですね。