子育てと仕事の両立。働くママも立派なママです

働くママに悩みはつきもの

働く理由は人それぞれ

昔の様に「男が外で働き、女は家を守る」と言う考えがすっかりなくなった現代。
近頃では待機児童問題が取り上げられる程共働きの家庭も多いと思います。
「母親が働く事」に反対の方も勿論いらっしゃると思いますが、経済的理由で働いている方もいらっしゃれば働く事が好きで働いていらっしゃる方、女性も社会貢献する時代だとお考えの方等働く意味も人それぞれだと思います。
母親が働くと言う事は、母親自身は勿論、子供・家族にとってもメリット・デメリットがあり、専業主婦とは違った「悩み」が出て来るのも事実です。

私が働く決心をするまで

私は長男が6歳、長女が3歳の時に働き始めました。私の場合、経済的な事が主な理由でした。
とは言っても我が家の場合、無駄を省いて節約すれば毎月のやり繰りはなんとか可能な収入はありましたが全く貯蓄が出来ない状態で、それでも主人がまだ若ければそう不安にはならなかったのかもしれないですが、主人は既に40歳を超えていたので、貯蓄がない生活を見直した時「この先子供の学費はどうするのだろう。」「自分たちの老後は?」ととても不安に感じ働く決意をしました。

しかし、簡単に働く決意が出来たわけでもなく、私自身が「子供が小さいうちは傍にいてあげたい。寂しい思いをさせたくない。」とずっと思っていましたので、行動に移すまでは「本当に子供を保育所に預けてまで働くべきなのか?」と本当に色々と悩み考えました。

私が働く事を決心出来た理由の一つとしては、同級生でもあり先輩ママでもある友人の「そんなに深く悩まなくても子供はしっかり育つから大丈夫だよ。だって小学生になった子供達を見てごらん。保育所に通っていた子と幼稚園に通っていた子の差なんて分からないと思わない?明らかに差が出てしまうのなら小学校に入学するまで傍にいてあげるのも一つだけど、子供はすぐに環境に馴染むしちゃんと分かってくれると思うよ。」と言う言葉でした。
その言葉は私の心にスッと入って来て、急に気持ちが楽になったのを覚えています。
そして自分の為家族の為に頑張ってみようと決心したのです。

子育てママがぶつかる問題と周りの協力

私が働こうと考えた時にまず頭に浮かんで来たのは「子供の体調が悪い時仕事が休みにくいのではないか」と言う事でした。社員で働くとそうそう休んでもいられないでしょうし、パートの場合シフト制になる事がほとんどだと思いますので急な欠勤に対応して貰えるのかと言う事が頭をよぎり、最初は求人情報を見ながら色々と検討していましたが、私が最終的に辿り着いた先は「独身時代社員として働いていた職場」でした。
私が働いていた職場はサービス業でしたので土日祝も勤務しなければならず、お客様の都合で勤務時間が長くなる事もよくある事でしたが、私自身が10年働いた慣れた職場でしたし、何よりも急な欠勤にも融通をきかせてくれる職場でしたので主人の協力を得られればそこで働く事ができ、イザとなった時子供を優先出来ると思ったのです。

子供に対しての私の思いと将来の不安を主人に打ち明けると、主人も私が働く事を理解してくれ、休日である土日祝日は主人が子供達の面倒を見てくれると言ってくれましたので、その事も私が頑張ってみようと決心出来た理由の一つでもありました。

勤務時間は基本的に9時から16時の勤務でしたが、サービス業はお客様の接客中だと勿論途中で帰る訳にもいかず、定時に上がれる事などほとんどありませんでした。
子供が保育所の内は18時までお迎え時間の猶予がありましたのでまだ良かったのですが、小学校に入学して学童保育となるとお迎え時間が決っていましたのでヒヤヒヤしながら接客をしていました。そして、幸いにも私の両親がすぐ近くに住んでいましたので、お迎えにどうしても間に合わない時にお迎えに行って貰ったり、お客様の都合で夜まで帰宅できない時には実家で夕飯も食べさせて貰ったり、そして両親が不在でどうしようもない時にはママ友にお迎えをお願いする事もあり、周りの協力で何とか仕事には支障をきたさずに働く事が出来ていました。

働くママ独特の悩みに直面

ですが、働き始めた頃はただひたすら朝から晩までノンストップで動き、当たり前の様一日が過ぎていましたが、だんだん周りに頼らないと働く事が出来ない現状に申し訳なさを感じる様になりました。そして、大抵仕事が終わり子供を迎えに行って帰宅するのが18時過ぎになってしまっていたので、帰宅して夕飯の支度をして子供に食べさせ、お風呂に入れるとそれだけで子供が寝る21時になってしまい、子供とゆっくり過ごす時間が持てない事にも申し訳なさを感じる様にもなっていました。
勿論自分なりに育児も家事も仕事も精一杯やっていたつもりなので自分自身は充実していた日々でしたが、働いて行く内に週末も私が出勤する事も多くなってしまい、また、主人は平日の帰宅がほとんど終電近かったため、家族全員でゆっくり過ごす時間が月に3~4回になってしまっていた事も私の中では悩みの一つでした。

ABOUTこの記事をかいた人

1975年生まれ(41歳)の「10歳の男の子」と「7歳の女の子」のママです。 「死産」「流産」と辛い経験を乗り越え、日々悩み、笑い、周りの協力を得ながら楽しく育児しています。 ワーキングママを経験し、現在は専業主婦をしながら子供と一緒に成長中です。