しつけの定義『しつけとは?』

洋裁や和裁などの縫い物では、表と裏の生地がずれないように、まっすぐに縫えるように仕上がりの目安となる大まかな縫い目の道筋をつけることを「しつけ」といいます。子どものしつけと同じ意味なのかな?と思いませんでしたか?
漢字で書くと、縫製の「しつけ」は「仕付け」で、子どもの「しつけ」は「躾」なのですが意味合いとしては共通点がありますね!
躾とは、どういったことを射すのでしょうか?
子どもが成長して、生活していく際に社会や集団生活にあった規律や礼儀などを身につけるために訓練することです。
世の中の法則から道が外れてしまわないように導くという点で、「仕付け」と「躾」、似ていますね!

しつけと虐待

しつけの際、子どもが行った行為について褒められる、または逆に失敗してしまった行為について叱られることがありますが、叱る際に、子どもの行った行為のうち、失敗したことに対して罰の程度が相応していない過度の叱り方は虐待となります。
また、親の気分によって昨日と今日で言う内容が変わったり、親の感情を子どもにぶつけてしまったり、子ども自身が納得できないものも虐待にあたります。
事件などでよく耳にするのが「しつけのつもりだった。」というものがあります。
明らかに傍らから見たら虐待以外の何ものでもないものから、親自身が虐待と思っていないのに虐待となっている、または虐待ではないか?と声が上がっているものもあります。

えっ? 虐待なの?

子どもの迷子の防止のためや、安全のために、上半身や腰を縛っておくひもがあります。
衣類に付けるものや、リュックサックタイプのものもあります。
使用者側からすると、手つなぎの延長として、親から離れてしまわないようにとのことでの使用ですし、可愛らしいものもあり、ファッション感覚で使用出来るのですが、ひもが何かに絡まったり、巻き付いたりして事故につながるとして、子どもの拘束にあたる、虐待であるという声も上がっています。
うちの子はひとりっ子でして、手が離れてもいつでも追える状況にありますが、双子さんだったり、年の近い兄弟姉妹だった場合にはしつけひもが重宝しそうですよね…。
他にも、子どもの安全を思って使用しているものが、角度を変えて見ると虐待ではないかとされてしまうものもあります。
それらは皆、安全と危険が背中合わせになっているものです。
使用される場合には危険はないか充分に注意して、使用される子ども側の気持ちも考えてくださいね!

叩かないしつけ

何度言っても解らない、おもちゃや物を壁や床に叩きつけたりして壊す、テーブルに登って大暴れする…。「ダメだよ!」「やめようね!」が通じない! 
イライラしないママはいないと思います。
うちはわざと落として割られた食器は数え切れず、大事な本をビリビリに破かれてしまったり、電話機やDVDプレーヤーなども破壊されました。
「だめぇぇ~っ!!」と大声を出したりしましたが、こちらの反応を見て楽しんでいる節もあり。 子どものこのような状況、成長するにあたりの通過点なのか、どのご家庭のお子さまにも見られるようですね。
何度言っても解らないのは、お子さまの記憶力が発達していなくて、「やらないでね。」と言われたことでも忘れてしまい、「やりたい」の気持ちが同じことを繰り返してしまうことにあります。投げても壊れないおもちゃを与える(投げてはいけないことは繰り返し教える。)テーブルの上に登ってしまうなら、登れないように椅子を遠ざける、壊されたくない対象物は遠ざけるなどしてくださいね。
子どもは年を重ねて成長するにあたり、わざと物を壊したりはしなくなります。
ママもぐっと一呼吸おいて冷静に対応してくださいね。
大声を出して怒り、子どもが言うことを聞かないと更に大声を上げてしまうようになるかもしれません。一度叩いてしまうとエスカレートしてしまう原因にもなりかねませんし、子どもには怒られた原因よりも「叩かれた」という恐怖心だけが心に残ってしまう可能性もあります。
また、言うことを聞かせるために叩くという行為が正当であると子どもが理解してしまったら、お友だちとの関わりのなか、お友だちを叩いて征服しようとしてしまうかもしれません。
叩くしつけにメリットになることは何もありません。
日々の生活のなか、イライラすることも、カ~ッとくることも多いかもしれませんが、ママにとって気持ちを静める良い方法、見つけてみてくださいね!

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こんにちは! 40歳で妊娠、41歳で出産の高齢母です。 現在3歳の男の子の育児奮闘中! 両親共働きで、日中は保育園へ預けているので土日休みに息子と遊ぶのが唯一の楽しみです! お気に入りは森のアスレチック。