そうした中で、いろいろな子と友達になりながら、いろいろなしつけをみることができる。これは素晴らしいことだと、私は考えます。子どもたちが互いに、そういうしつけもあるのか、と発見し、そのしつけを受け入れることができると思うからです。
学校でしかできないしつけ
また、学校は集団生活ですから、集団で行うしつけを学ぶことができます。例えば、授業は座って受けること、発言する時は手をあげること、などから、お友達と接する時のマナー、話し合うことや仕事を共有したり分担したりすることなど、これもしつけになると思います。学校でのしつけは、家庭での自分だけが行うことではなく、集団のために行うことなのですから、学校でしか行えません。
家庭と学校と、両方で刺激しあうのが理想
家庭ごとのしつけと、集団生活の中でおこなわれるしつけ、どちらもとても大切なことと思います。しつけは母親(家庭)がやればよい、といった考えは、非常に偏った考えかと思います。集団でのしつけは、やはり学校で行われるのが一番でしょうし、個々のしつけは、家庭が一番やりやすいと思います。また、集団でのしつけは、母親(家庭)にはできないしつけを補いますし、母親(家庭)のしつけは、学校で役立つのですから。
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