しつけは誰のため?親の都合でしつけをするのはやめよう!

「しつけ」と言いながら、実は単に大人の都合で子どもを叱っているのでは…と思うことはありませんか?
実は私もよくあります。よくないとは思いつつも、なかなか改めることができません。
つい繰り返してしまう「親のためのしつけ」、子どもにはどのような影響があるのでしょうか。そして、本当に子どものためのしつけをするために気を付けるポイントは何なのでしょうか。

親の都合を押し付けている「しつけ」

一番よくある例としては、「早くしなさい!」ではないでしょうか。
私は二人の子どもに毎日何十回も「早く!早く!」と叱ってしまいますが、この中で一体本当のしつけとして必要なことがどれだけあるのだろうか…と冷静になると考えてしまいます。
毎朝、「早く起きなさい!遅れるよ!」「早くごはん食べて!もうこんな時間でしょ!」から始まり、下の子の幼稚園の行き帰りには「ほらほら、早く歩いて!」、上の子が帰ってくると「早く宿題しなさい!」、「早くお風呂に入ってよ!」、そして最後は「早く寝ないと明日起きられないでしょ!」で締めくくる……という調子でほぼ一日中言い続けてしまいます。

また、こんなこともあります。バスの中やお店の中など、公共の場で他人の目を気にして必要以上に叱ってしまったり、逆に叱るべき状況なのに周りの目を気にして叱れなかったり。
しつけのできない親だと思われたくないという気持ちがあったり、人前で子どもを大きい声で叱るのが恥ずかしいと思ったり、まさに親の都合としか言いようのないブレたしつけをしてしまっています。

親のためのしつけが子どもに与える影響は?

親の都合でしつけをされた子どもはどんな影響を受けるのでしょうか。

必要以上に一日中叱ってばかりいると、子どもは親の顔色を伺うようになるか、もしくはとりあえず口先だけで「ごめんなさい」と言って聞き流すような子になってしまいます。
もっと深刻な場合、「自分はいつも怒られてばかりでダメな子だから、親から愛されていない」と子どもが考えるようになり、自己肯定感が低くなってしまいます。

また、親が他人の目を気にしすぎるしつけをしていると、子どもはプレッシャーを感じて期待に応えようと無理をし、人目を過剰に気にするように育ってしまいます。
このように、将来の人格形成にも影響してしまう可能性もあるのです。

ABOUTこの記事をかいた人

小学3年生と幼稚園年少の二人の男の子を育てているアラフォー主婦。ドタバタと目の前で繰り広げられる兄弟喧嘩にため息をつきながらも、子どもたちの元気な成長に感謝しながら過ごす毎日。