のんびり子育ては、ダメな育児じゃない!

子供に自分の希望を押し付けない


こんな大人になってほしいから、あれもやってこれもやってあげて、それもさせようと、張り切りすぎて、ゆとりを失っていく親子はたくさんいます。親が子供に期待をするのは仕方がないことではありますが、ゆとりをなくすほどはやりすぎです。
もっともっと、長い目で子供の成長を見守る度胸が必要です。
子供は親が思っているよりも色々なことを自分で考えて選ぼうとしています。こんな風に育ってほしいなと願っていても、真逆の方向の考え方をする子供もいます。子供の性格も、親に似ているところもあれば似ていないところも出てきます。目標をもってこういう大人になってほしいからと、将来を描いて親子で進んでいくことももちろん素晴らしいことだと思いますが、「あなたの将来の為を思ってやっているのに」なんて言葉がでてくるようであれば、それは押し付けです。子供だって一人の人間です。大人とは違う感性で子供は色々なことを決めています。親はいなくとも子は育つという言葉があります。子供が影響を受けているのは、親だけではありません。お友達だったり先生だったり、テレビや映画、本や漫画、様々な情報をどんどん取り入れて成長していくのです。その中で子供が自分の生き方を探っていくそんな育ち方が理想ではないでしょうか?親はどんと構えて、子供がどんな風に吸収したり捨てたりしながら成長していくのか見ているくらいで丁度いいのです。しかし、それは時にはハラハラすることもあると思いますが、長い将来を考えるとものすごく楽しみなことではないでしょうか?

みんな出来ているのに自分だけできない

みんな出来ているのにうちの子だけできないことを発見したら、不安になるでしょう。どうしてうちの子だけ出来ないんだろうとパニックになるお母さんのいらっしゃるかもしれません。しかし、「今はまだ出来ない」だけであって、「一生出来ない」ではないとすぐに考え方を変えましょう。「今日もできなかった、この先も出来ないかもしれない…」ではなく、「今日は出来なかったけど明日はできるかな?できたらいいな!」に切り替えましょう。のんびり育児のコツは、あきらめないことが肝心なのです。急がなくていいけれど、決してあきらめない気持ちが大切なのです。急がなくていいのですから、失敗してしまっても、子供を責めることも減ります。いつまでに出来るようにならないと!と気負ってしまうと、期限までに出来なかったときにがっかりしてしまいますが、いつか出来るようになれば儲けもの♪くらいの気楽な気分で取り込めば、子供もゆったりと楽しい気持ちで取り組み続けたりしてくれます。

のんびり育児ができないダメな親?

頭ではわかっているのに、子供のためだっていいながら、ほんとは自分の為でしょう?なんて中傷されて、一生懸命子育てを頑張っているのに、そんな言葉で傷ついてしまっているお母さんこそが、のんびり育児ができないダメな親だと強く思っているのではないでしょうか?でも、そういうお母さんの方が実は多いのです。
そして、子供に対してだけではなくお母さん自身のダメな部分だけに目を向けてはいけないと思います。自分のダメなところを反省するのはいいことですが、反省しすぎもよくありません。なぜなら、頑張っているところだってたくさんあるんです。独身時代だったら、飲みに遊びにいっていたのに、子供や家族のためにほとんど毎日食事を作っている。子供のために清潔な布団を用意した。子供が喜ぶかなと思って用意した絵本やおもちゃ。周りにはそんなもので溢れているはずです。自分って子供為にこんなにも頑張れる人間だったんだって気づきませんか?他のお母さんと比べる必要なんてないのです。昔の自分と比べて子供がいるからこそ、頑張れたり踏ん張れたりしたことたくさんあると思います。行き詰ったらまず自分を褒めてあげましょう。そして子供も褒めてあげましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

一姫二太郎の2人の子供を育てているシングルマザーです。 育児と趣味も満喫したい能天気ライフを送っています。 失敗したり、たまにメソメソしてしまうこともあるけど、人生万事塞翁が馬のを座右の銘として元気に人生奮闘中です。