初めての赤ちゃんが生まれてから約3ヶ月位は何がなんだかわからないまま、とにかくママはおっぱいをあげ、泣いたら抱っこ、オムツの交換をし続けた時期なのではないでしょうか。ようやく子供の首もすわってきて、起床時間が定まり、少しママの子育てが落ち着いてくるのが3ヵ月後、そして表情豊かになってきて離乳食も食べられるようになってくるのが半年後の月齢6ヶ月の時期なのではないかと思います。
朝昼晩問わず子供、子供、子供の一日の100%が子供に集中していた約半年が終り、ようやく周りのことも見え始めた生後6ヶ月後の私の子育ての状況をご紹介したいと思います。
離乳食に四苦八苦
歯が少し生え始め離乳食も随分食べれるようになってくるのが生後6ヶ月頃の様で、わが子もその例にもれず、前歯がにょきにょきと生え始めました。どうも歯が生えてくる時期は歯がむず痒いようで何でも口にいれて歯のむず痒さ解消しようとしてしまいます。落ち葉や小石ですらも口にいれてしまうので、なかなか目の放せない時期であると同時に離乳食を準備しなかればならないので赤ちゃんがハイハイする床の掃除に離乳食や私達親の食べる料理を作るのにてんてこ舞いの時期になります。
そして離乳食も大人と異なったメニューを考えなければならないので、手間暇も倍増します。作置きのメニューを一週間分作るなど、いくらか準備をしておかないととてもではありませんが毎日離乳食をあげることはかないませんし、他の家事に手は回りません。
手作りで色々試行錯誤して作った離乳食もまだまだ新しい食べ物になれていない子供はべーっと出してしまい、作ったこちらが本当にがっくり肩を落としてしまう時期でもあります。折角材料を吟味して時間をかけて作ったものを食べてもらえないと悲しくなってしまいますよね。
しかも子供は一度べーっと口から出してしまうとどんな食べ物でも暫く受け付けようとはしません。そんなときはおいしい日本米でお粥を作るなど、なんとか一品でも食べてもらうように試行錯誤していました。
少しでも手を抜いてりんごを煮てやわらかくしてあげたり、バナナをペーストにしてあげたり果物もあげますが、舌触りがなめらかでないとやはりべーっと出してしまいます。
離乳食は当然ながら熱すぎると火傷をしてしまうので食べれないですし、冷めた物も風味が落ちる様で、食べようとしないので丁度良い温度で離乳食を子供のお腹が空き、食いつきがよくなる様にタイミングよくあげることに苦労しました。
そうこう試行錯誤しているうちに今度は段々離乳食を作っている自分自身に物理的、精神的に余裕がなくなってきてしまいます。離乳食を作っても子供が食べてくれない、食べないと子供はおなかがすいて泣いてしまう、それに対応しているとママとしては離乳食を作る時間が無くなっていく、となると精神的にママも追い詰められてきます。
次から次へ作っていった離乳食が食べられずに食卓の上に残っている状態を見ると悲しくもなってしまいます。今考えるとお腹がすいていなかったりただ遊びたかったりしただけでタイミングを読み間違えただけだと思うのですが、その当時は必死で離乳食を食べさせなければと自分で自分自身を追い込んでいました。
このように精神的に追い詰められた私が行き着いた解決策として、市販のベビーフードに頼る、ということです。そして子供が一番食いつきの良いベビーフードを家に常駐させ、私の作った離乳食が子供に受け入れられないと分かるや否や全ての食べ物を食べたくないと思われる前に子供の大好きなベビーフードを口に入れて何も食べないという状況をなんとか回避し、食事を済ませていました。
といいますのも、日本では手作り離乳食が推奨されていますし、かなりのママが手作り離乳食をあげています。しかしながら諸外国では手作りする元の材料である野菜そのものがしっかり管理されたものか、また、オーガニックなものか、質の良い状態か分からないので、産婆さんから市販の瓶に入った質が均一な離乳食を特に離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんへあげるよう推奨していることを知ったからです。
海外へ行った際に子供の離乳食は(ある一定の月齢まで)全て市販のベビーフードというところもありました。これを知ってからは全て手作りでなくても良いのだ、と肩の力が抜けたことを覚えています。異なる各国の離乳食事情を知れてこのときほど助けられたことはありません。
自分自身でこうしよう、と決めておくのも大事ですが、子育てには正解はあってないようなものです。その時々の子供の状態に応じつつ、時には親である私達が頑張りすぎないようにすることはとても大事です。
この様に私達自身のストレスを軽減しながら子育てを工夫していくことで、子供との食事の時間がより楽しく過ごせるようになりました。
はじめての高熱
子育ては全てが初めてという状況だと思いますが、やはり初めて子供が40度近い熱を出すとパパママは一番あたふたしてしまうのではないでしょうか。
私達の子供も同様に世間で母乳の免疫力が切れてきたと言われるこの6ヶ月目に熱を出してしまい、本当にあたふたしたのを覚えています。ぜーぜーしながらほてった顔でぐったりとするわが子を見ていると何としてでも助けてあげなくてはと思いますよね。
そんな時にクリニックへ行って診察をしてもらうと単なる風邪だろうと診断が下され、処方された薬は解熱剤・痛め止めのみであったりします。熱や咳、鼻水で苦しんでいる子供が少しでも楽になるのだろうか、果たして無事回復するのだろうかと日々心配し、逆に親であるこちらの具合が悪くなってしまったほどでした。もしかすると精神的に心配しすぎて疲れから具合が悪くなってしまっただけなのかもしれません。
さすがに子供が熱を出しても慌てふためかないように、というのは無理はありますよね。でも子供の面倒を見れる親が倒れてしまっては元も子もありません。なので一歩引いて子供の状態をしっかりと見れるようにしておく必要はあります。
子供が自分で移動を始める時期
今までごろんと上を向いて手足をバタバタさえていただけの赤ちゃんから寝返りを始めたり、子供によってはハイハイをはじめるのがやはり生後6ヶ月頃なのではないかと思います。
私の子供も寝返りをはじめ、あちこちにゴロゴロとしながら頭をごつんと打っては泣いている時期でした。やはり家事をしていると四六時中目で追いかけていられない時もあります。
子供の成長はあっという間なので、昨日は同じところでバタバタしていただけであったのが、今日は気づいたらかなりの距離をゴロゴロしながら移動していた、ということもあります。
寝返りを始めたころに子供が寝返りの際に頭を打ってしまっても衝撃が和らぐ様に様々な家具や角には緩衝材を装着しておきましょう。
また、コンセントの差込口等も興味をもって指を入れようとしますし、ケーブルも触ろうとします。一歩間違えると感電してしまう危険性がある場所ですので、使わないコンセント差込口にはカバーをするなり、前に家具を置いてしまうなり、子供の目の届かない様に工夫を始めまでおくことをおすすめします。
そして私達の想定以上に子供は腕力を日々つけていますので、家具が倒れてこないように固定させておきましょう。6ヶ月頃から対策を立て始ることをおすすめします。思っている以上にはいはいやつかまり立ちはあっという間に出来る様になります。
生まれたばかりの赤ちゃんの面倒を見ていて悩むママへ
当時はがむしゃらに毎日を過ごしていましたが、子供が2歳近くなった今思い返すと子育て、がようやく一段落した時期が生後6ヶ月だったのだなと思えます。
今生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて途方にくれているママへお伝えしたのは3ヶ月、6ヶ月と段階を踏みながら子育ても楽に楽しくなってきます。もちろんその時は必死なので気づきにくいでしょう。でも時間が解決してくれることは沢山あります。
頑張り過ぎない程度に子育てをしていけるといいですね。