5歳児の子育て

5歳になると、幼稚園では年中から年長さんになり、小学校入学も視野に入ってくる時期ですよね。身の回りのこともほぼ自分でできるようになり、あまり手がかからなくなるので、育児がやっと少し楽になってきた!と感じられることもあるかもしれません。ですが、我が家の長男の時のことを振り返ってみると、5歳の時には5歳の難しさというものがやはりあったなぁと感じます。

5歳児の特徴とは

5歳児の発達の特徴としては、一般的に以下のようなことが言われています。

  • 生活習慣が身に付き、着替えや歯磨きなどを一人でできるようになる
  • 箸を使って食事ができるようになる
  • 体力やバランス能力が発達し自転車や平均台など高度な動きができるようになる
  • 色や図形や位置を認識できるようになる
  • 文字や数に興味を示し、ひらがなの読み書きや数字を数えられる子もいる
  • ルールに従って遊べるようになる
  • 思いやりの心が育つ

うちの場合も、全て完璧とは言えませんが、5歳の時点である程度これらのことができるようになっていたと思います。

5歳児子育ての悩み 我が家の場合

我が家の長男の場合は、幼稚園ではそれなりに社会性を身につけて過ごせるようになっていたものの、家では乱暴な行動が目立ち、とても悩まされました。
とにかくじっとしていることがなく、遊び方も激しいので一緒に遊んであげようにも私の手には負えないのです。

まず、狭い家の中をぐるぐると走り回り、室内でボールを投げる。何度ボールをぶつけられたか思い出せないぐらいです。ボールをやめさせた後、ブロックでおとなしく遊んでいたかと思うと、作ったものを上から落としてガッシャーン!と大きな音をさせて喜ぶ。積み木も最初は積み上げて遊んでいても途中から必ず投げる。遊び方が違う。物をやさしく丁寧に扱うということを何度教えても分かってくれない…。

更に、ソファーやベッドの上から急にジャンプして降りるなどの危ない遊びも大好き。
外遊びをさせようと外に出ると、急にパーッと走って道路に飛び出していくので危なくて全く目が離せない。
歯磨きの時は歯ブラシをくわえたまま走り回り、危ないと何度注意しても毎日繰り返す。

毎日このような状態で、夜になって寝てくれるまではイライラしたりハラハラしたりの連続で、私は気が休まる時がありませんでした。

間違った対処で悪循環

そんな長男の行動を見ていると我慢ができず、毎日のように大声で怒鳴ったり小言を言ったりし続けていました。次男が産まれてまだ1歳にならない時期だったので、赤ちゃんのお世話もあって、余計にイライラがたまっていたのだと思います。
今考えると、息子には息子のイライラがきっとあったと思うのですが、当時はなかなか冷静になれず、「何度言わせるの!」「いいかげんにしてよ!」「もう一回したら本気で怒るよ!」などと感情にまかせてきつい言葉を口にしてしまい、思わず叩いてしまうこともありました。
息子の方もそのうち、「分かってるのに、うるさい」などと口答えをしたり、私の言葉を無視してくるようになり、私はその態度にまたカチンときて更に大きな声で怒ってしまう、という悪循環でした。

効果があった対処法は?

とにかく、感情的になって怒るのは全く効果がないのだということが分かったので、うるさく言いすぎないように気を付けました。とは言え、どうしてもイライラして何か言いたくなるのですが、危険なことをしている時以外は一言だけ静かに注意をして、後は我慢して黙っておくようにしました。これで乱暴な行動が減ったわけではありませんが、少なくとも言葉で傷つけあうことは減ります。
あとは、公園や広場に連れて行き、思い切り走り回らせるようにしました。壊されて困るものもなく、危険もない場所で野放しにしておきました。
その他は、寝る前など時間を作って本を読んであげるようにしました。もともと絵本の読み聞かせが好きな子だったのですが、下の子が産まれてからあまり読み聞かせをしてあげていませんでした。本を読んでいる時は、お互い静かに優しい気持ちになれるので、イライラするときほど意識して本を読んであげるように心がけました。

子育ての悩みは尽きないけれど

こうして5歳の時期をなんとか乗り切りました。長男も小学生になってからはずいぶん落ち着いてきましたが、今は今でまた別の悩みが出てきています。今となっては、5歳だったあの頃が懐かしいです。子育ての悩みはやっぱり尽きないものですね。
でも、今この瞬間の我が子は今しか見ることができません!!子育てに悩み試行錯誤しながらも、我が子との日々を大切に過ごしていきたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

小学3年生と幼稚園年少の二人の男の子を育てているアラフォー主婦。ドタバタと目の前で繰り広げられる兄弟喧嘩にため息をつきながらも、子どもたちの元気な成長に感謝しながら過ごす毎日。