育児をするママ、これから育児が始まるママに質問です!「子育てブルー」って言葉、ご存知ですか?
妊娠中は、お腹の中ですくすくと育っている赤ちゃんが愛おしく、早く会いたい気持ちやこれから始まる子育てに意欲が高まってワクワクした事でしょう。
でも、無事に生まれてきてくれた赤ちゃんが可愛いはずなのに、なぜか気持ちの浮き沈みが激しかったり、育児をしていくことに自信が持てなくなったり、なぜか涙をながしながら育児をしていたり…そんな風になってしまうママは多いようです。この変化こそが「子育てブルー」なのです。
「こんな風に思ってしまうなんてママとして失格なのでは…?」いえいえ!全くそんなことはありませんよ☆この気持ちの変化には様々な理由が重なる事で起こる物なので、どうか自分を責めないでください☆
今回は、産後ママに起こりやすい「子育てブルー」について調べてみました。
子育てブルーとは?
子育てブルーとは、出産した後の慣れない育児に対して、意欲が持てなかったり、「ダメな母親だ…」と自信が持てなかったり、「どうして私だけこんなに辛いの?」、「どうして泣き止んでくれないの!」と気持ちをコントロール出来なくなってしまい、気分が落ち込む事を言います。
「産後うつ」という言葉を多く聞くことがあると思いますが、症状やママの様子などはこの産後うつと似ています。
子育てブルーの症状とは?
子育てブルーの症状は人それぞれですが、産後1週間、または子育ても産後の体も落ち着いてくる産後1か月後あたりから気持ちが落ち込む方もいるようです。先輩ママ達や私が実際に経験した子育てブルーの具体的な症状をご紹介していきます。
- 訳もなく憂鬱になる
- 訳もなく涙が出る
- 食欲がわかない
- 風邪でもないのに体がだるくて起きられない
- 母親として自信がない
- 幸福感が感じられない
- 泣いている赤ちゃんの対処が分からない
- 育児に不安がある
- 夫にわけもなくイライラしてしまう。
- 他人から愛されていると感じられない。
- 原因不明な体調不良(頭痛・不眠)
- ヒステリックになってしまう
- 自分で自分の気持ちをコントロールできなくなってしまう
思い当たる項目があったでしょうか?もしあった場合は、子育てブルーになっている可能性があります。
私自身も、子育てブルーに陥った一人で、上記の症状に悩まされていました。
子育てブルーになってしまう原因とは?
これには産後のホルモンバランスの乱れが大きく関わっているようですが、他にもママを追い詰めてしまう状況が考えられます。
- 女性ホルモン「エストロゲン」の減少
- 夜中の授乳による睡眠不足
- 赤ちゃんの泣き声でのストレス
- 赤ちゃんと二人きりの時間が長く、同じお世話の繰り返し
- 両親やそのほかの協力者が傍にいないこと
- 完璧に母親業を出来ずに自分を責めてしまうこと
- 出産の痛み
- 来客、夫の家族への対応でストレスが溜まる
産前産後は女性ホルモンが不安定で、特に気分の落ち込みを促すエストロゲンの現象が産後の浮き沈みの激しい精神状態を生み出すと言われています。
その他にも、初めての慣れない育児によりストレスや不安が押し寄せる日々を送り続ける事や、体力の消耗、睡眠不足などが考えられます。
子育てブルーを放置してしまうと恐ろしい事態にも…!?
自分で気が付いたり、ストレス発散をする方法を知っている方は自分の症状と上手く付き合っていけると思いますが、真面目に育児を頑張りすぎていて、育児ブルーや産後うつなどに気が付かないと、酷い場合は赤ちゃんを傷つけるような衝動につながってしまったり、日常生活が送れなくなってしまう状態にもなりかねないのです。
子育てブルーや産後うつは病気ではありませんが、我慢をしてしまうと返って悪循環になってしまうケースが多いのです。悩まず、相談できる方に相談したり、地域の子育て支援を上手く利用しましょう。
子育てブルーを上手く乗り切る方法とは?
誰にでも起こりうる「子育てブルー」。自分ではどうにも出来ない子育てブルーを、上手く乗り切るために、子育てを少しでも楽しめるようにする方法をご紹介したいと思います☆
理想の「母親像」は捨てましょう!
なんでも完璧に、いつでも笑顔で!という母親像はとっても理想的です。しかし、それは理想であり、現実にはとても大変な事です。ましてや産後のボロボロな体ですべてを完璧にこなすことは並大抵のことではありません。
まずは第一にママ自身の体を元に戻すことを優先させましょう。「今日は家の事が何もできなかったなぁ…」と思わずに、「今日は赤ちゃんといっぱい関われた!」と思うようにして下さい☆「今日はずっと寝てばかりでダメな母親だ…」ではなく、「今日はゆっくり休めたからよかった☆」と思いましょう☆
たまには自分へのご褒美を…☆
赤ちゃんにつきっきりで子育てしていると、どうしても気分が滅入ってしまうものです。それに罪悪感を感じないでください!たまには、お風呂にゆっくり入らせてもらったり、甘いものを食べたりと、自分へのご褒美をしてあげる事はママにとっても赤ちゃんにとっても良い事です。ママが笑顔でいるために、ママ自身が自分を大切にしてあげることがとっても大切ですよ☆
気持ちを溜め込まずに外へ発散しましょう!
日中、しゃべれない赤ちゃんと長い時間一緒にいると、自分の気持ちを伝える機会が少なくなり、心にしまってしまう事が多くなり、それが溜まりストレスになるのです。そうならないためにも、旦那さんと出来るだけ会話するようにしましょう。又、実家のお母さんやママ友などにも話を聞いてもらうだけでも随分違うと思います☆
外出をしましょう☆
赤ちゃんが小さいと家に引きこもって育児をすることが多いと思います。そうすると、自分が社会と繋がっていないと感じてしまう事にも繋がり、気分も落ち込んでしまいます。又、人は太陽の光を浴びないと体が不調に感じるとも言われています。赤ちゃんの様子をみて、ベランダなどや家の周りを散歩するだけでも気分が変わると思いますよ☆
赤ちゃんを外へ出すのが不安な場合は、窓を開けて空気の入れ替えをするだけでもきもちがすっきりして気分的に違います。
パパに預けて気分転換に出かけましょう☆
育児は、ママだけが背負う必要はありません!パパも立派な赤ちゃんの親なのですから、パパに育児を任せてみるのも良いでしょう。パパに育児を任せる事で自分へ使える時間が生まれ、お出かけしたり睡眠をとったりすることが出来ます。
又、パパに育児をしてもらう事で、ママの大変さを実際に肌で感じられて、感謝の言葉が増えたり、サポートの仕方が上手になったというパパも多いようです。育児は一人で抱え込まないで、パパと一緒に協力して行うと良いでしょう☆
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