親子遠足の必要性

保育園や幼稚園では親子遠足があるところがあります。特に幼稚園であることが多いかと思います。親子遠足では、普段見ることができない園での子供の様子を見ることができる機会であり、また普段、園に行っている子供との貴重な時間です。保育士さんだけでは連れて行くことができないような遠出の遠足、または電車などに乗って行く、子供たちにとっても楽しみで特別な遠足です。

親子遠足反対?!

そんな長い間続いてきた親子遠足ですが、最近、保護者の意見などにより、廃止にする園があるとのことです。大きな理由は、共働き家庭が増え、親の参加が難しくなったことにあるようです。発熱や、風邪の際にはどうしても仕事を休んで看病しなければならず、幼稚園児、保育園児くらいの年齢ですと、体調不良で休む、呼び出される、ということが割と頻繁にあるので、ただでさえ休みがちなのに、親子遠足のために休むとは、とても言いづらい。という親御さんが少なくありません。かと言って、親子遠足なのに、親がいなければ子供はかわいそうなので、中止、廃止にせざるを得ないということです。また、近年、ママ友という言葉が当たり前になったほど、園やクラスの中でそれぞれ仲良しグループができているようです。ママ友がいないので参加したくない、という意見も少なからずあることも事実です。

実際の声

実際に幼稚園、保育園に通わせるママの意見は、「親同士が仲良くなくても、子供が仲良ければ一緒に行動しなければならない。」、「共働きなので、お弁当を作るのが面倒くさい。お弁当が出るならまだいい。」、「ママ友がおらず、自由時間やお弁当にポツンとなるのが嫌だ」、「遠足なんだから子供だけで行けばいい」など否定的かつ消極的な意見が多くみられます。反対に、「お友達といるときの子供の様子が見られて嬉しい。」、「ママ友がいなくても子供が楽しそうなら良い。」という肯定的な意見もあります。働いているママと、専業のママでは時間の有無に差が出てしまうのはもちろんです。どちらかの意見だけを取り入れるとおいうのは難しいですし、ワーキングママに無理を強いるのもできません。

解決する道は

各家庭により、生活スタイル、考え方、時間や金銭的余裕も全く違うので、難しい問題です。しかし、遠足に行くことを何よりも楽しみにしているのは子供たちです。それが普段の遠足ではなく、ママやパパと一緒ということであれば、尚更嬉しいはずです。子供のために…丸く収まることが一番です。しかし、そううまくいかないので廃止にする園があるのだと思います。私は、希望者のみ参加型親子遠足というのもありだと思います。平日と土日の2日間を計画し、行かれる曜日に、参加できる家庭のみ参加するというものです。保育士さんの負担がまた少し多くなってしまいますが、親子遠足、反対派の人は参加せずに済みますし、賛成派の人は子供と一緒に参加することができます。

時代の流れとともに

昔のように、ママは家にいて家事、子育てに専念、というわけにいかなくなってきた日本。共働きの家庭が増え、時間にも気持ちにも余裕がなくなっています。そんな時代の流れとともに、今まで当たり前に行われていた行事やイベントを見直さなくてならないというのはさみしいものですが、仕方ないことです。その時代に合わせて、臨機応変な決断、決定をしていかなければなりませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

2歳の子供を育てる専業主婦です。 朝から晩まで子供と二人で行き詰ってしまうことやイライラしてしまう育児ですが それでもわが子はかわいい。と反省する毎日です。 子供とパパと3人で過ごす休日が何よりの楽しみです。