遠足の場所選び
日毎に暖かさが増し、桜の花もほころび、春がやってきましたね。
4月に新年度が始まると、遠足の計画を立て、下見なども行われるようになります。
園によっては、保護者も一緒に計画を立てるところもあるのではないでしょうか?
行き先が定例化しているのならいいのですが、一から場所を選ぶのは色々と悩ましく大変です。
何と言っても心配なのはお天気です。
「お天気が大丈夫ならここ」「雨天の場合はここ」と最初から何パターンか計画を立ててもいいですが、季節的に雨が多い時期にやむなく遠足を催行する場合は、最初から全天候型の施設を行き先にするのも一案です。
雨でも楽しめる、人気のある場所を、一緒に考えていきましょう。
情報収集
目的に合った行き先を探すのに、こちらのサイトをお勧めします。
「子どもとお出かけ情報サイト 『いこーよ』」
https://iko-yo.net/facilities?indoor_outdoor=1&tags%5B%5D=
日本全国の各施設の情報が検索出来るので、どなたでも活用出来ます。
今人気がある場所もすぐにわかります。
実際に行かれた方のレビューも載っているので、参考になさってください。
あとは、身近にいる子育て先輩ママに相談してみるのもいいでしょう。
ここで一つ気を付けたいのは‥いくら雨で行き先が限られるとは言え、「屋内遊園地」のような場所で「いつものお外遊びと同じ」になってしまうのは遠足として好ましくありません。
遠足として出かけるのだから、子どもにとって何かしらの印象と記憶を残す、有意義な場所であるべきです。
未来につながる場所
筆者は、水族館や科学館、博物館をお勧めします。
この二つであれば、どの地域でも園からそう遠くない場所にあるのではないでしょうか?
施設の性質上、遠足の団体を受けるのも慣れていますし、お弁当を食べる大きな部屋の用意もあるでしょう。
水族館は、元々子どもには人気のある施設です。
様々な形の、不思議な動きをする海の生き物は子どもに新鮮で知的な刺激を与えてくれます。
水族館によっては、磯に住む生き物に直接触れられるコーナーも設けているので、いい経験になります。
イルカショーやアシカショーを行うプールが野外にある水族館では、雨天の場合は中止になる可能性が高いのが残念ですが、屋内で開催される所もあるので、事前によく確認してください。
同様に、科学館・博物館も子どもに知的な良い刺激を与えます。
科学館であればロボット、博物館であれば恐竜の化石や動物の剥製、美しい光を放つ鉱石を見ることが出来ます。
男の子であれば、「ロボットを作る人になりたい」「恐竜博士になる」、女の子は鉱石を見て「宝石屋さん、もしくはジュエリーデザイナーになる」と言い出すかもしれません。
未来を担う、子どもたちのために
これらの施設にはすべて「本物」があります。
本物を経験することは、これから小学校に入り、中学校、高校と進んで行く子どもたちにとって、すべての学習の源となります。
「まだ小さいからわからないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、小さいからこそ、本物を見て感性を養っていくべきです。
本物があるこれらの施設は、無限の可能性を秘め、未来を担う子どもたちの、雨の日でも大丈夫な遠足の行き先として最適ではないでしょうか?