発達障害で仕事をクビになってしまうとしたら

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発達障害だから仕事をクビになることは常識的に考えてあり得ません。
発達障害を理由に、クビにすることができないからです。
しかし現実は、発達障害を理由にしなくても、発達障害の人達は就労がうまくいかない人が多いようです。

子育てをしていて思う就労の難しさ

私の子育ての目標は、「1人で飯が食える人間にすること」です。
一般家庭の親と同じように、子供が就職して独り立ちしてくれることを望んでいます。
長男の将来の仕事については長男本人が先々決めていけばいいのですが、そこを見据えた上で、今、家庭で出来ることは何なのか、ということが日々の課題です。
発達障害の特性として、どうしても、空気が読めない・人の気持ちがわからない・時間の管理ができない・状況把握が難しい・臨機応変な対応が苦手など、人と関わることに難しさを感じてしまいます。
仕事をしてお金を稼いでいく、就職する、就労する、ということは少なからず誰かしらと関わっていくことになります。
ましてや会社や組織に入ったら、全くの一人ぼっちで仕事をすることは考えにくいですよね。
そう考えると、コミュニケーションに苦手さを感じている人の場合、会社などの組織の中で働くことによって、多大なストレスを抱えてしまいます。特性によりわからない、理解できないことが多いので、同じことを何度も言われてしまったり、理由もわからずに怒られてしまったり、ミスを繰り返してしまうことは予想がつきます。何が起こったのかがわからないので原因もわからない。改善方法もわからないということが繰り返されると会社側も負担になりますが、何よりも本人が一番辛い思いをして、心に負担がかかってしまいます。あまりにストレスがかかり過ぎてしまうと、二次障害を引き起こしてしまい、就労自体が難しくなってしまうこともあります。

就労先に理解を求めることは難しい

発達障害の人の就労について、発達障害関連の本などには就労先に理解してもらえるよう交渉したり、就職時に伝えておいた方がいいとありますが、私は難しいのではないかと考えています。
発達障害の認知が広がるにつれ、理解してくれ配慮をしてくれる就労場所は増えるでしょう。発達障害に理解のある人が担当になってくれるかもしれません。大企業のようなところであれば望むこともできるかもしれませんが、中小企業はどうでしょう。偶然、理解のある人がいればいいのかもしれませんが、いなければ理解されない状態での就労になってしまいます。
私がなぜ、理解してもらうことが難しいと考えるのか。
それは、雇う側、担当者の仕事がさらに増えるからです。同じ指示の出し方をしてもわかってもらえず、ミスが多いためダブルチェックが必要になり、期限を守ってもらえない場合のフォローアップ体制を個人につけなければいけなくなります。
例えば、チームでダブルチェックをしたりフォローアップ体制を作ることは、多くの組織にあることですが、個人につけた上でさらにチームにもつけるとなると、2倍工程が増えて労力と時間がかかってしまうのです。明らかに効率が悪いのです。
もちろん、発達障害児を育てる親として、子供が理解され配慮される環境で、望まれる仕事に就けることを願っていますが、現時点は仕事の効率が悪いと思うのが率直な意見です。
会社としては、特性を受け入れ、配慮するために合う仕事を提案してくれるでしょう。
合っている場合は問題ないのですが、合っていない場合、その結果として、会社のパフォーマンスが上がるのではなく、下がってしまうようであれば、そもそも論で働いてもらっている意味がなくなってしまう訳です。

きれいごとや理想論で仕事はできない

仕事ですので、使える人材、会社や組織にとって役に立つ人材が必要になることは言うまでもありません。教育していくことで育っていくのであればそこに投資する意味はあるでしょう。
しかし発達障害の人達は、いくら気を付けてもいくら頑張ってもミスを繰り返してしまうという話をよく聞きます。長男を見ていても、その辺は気を付けて数を減らすことはできても、意識のコントロールが常に効いているとも限らず、また意識し続けることに無理が生じてくることも予想できます。
そうなると、きれいごとでは仕事にはならないと思うのです。厳しい言い方ではありますが、時間と労力に余裕のある会社でない限り、難しい話なのではないでしょうか。
ではどうすればいいのか。
発達障害の人に限ったことではないのですが、発達障害の人は特に自己理解をしっかりとするということが必要になると思います。自分には何が出来て何が出来ないのか、何がわかって何がわからないのか、どこまでなら出来てその先は出来ないのか。
人の話が理解できるのか出来ないのか、マニュアルのような文章から理解が出来るのか出来ないのか、時間を厳守出来るのか出来ないのか。
細かく細かく分析していき、自分がどういう特性があるのかをまずは本人が理解することが大前提です。人とのコミュニケーションが苦手なのであれば、関わらずに済むような部署での作業が出来るかもしれません。1人で出来るクリエイティブな仕事があるかもしれません。研究所のような専門的なところにニーズがあるかもしれません。
自分の特性を理解していないと、連携して成果を上げていくことはできませんから、その会社の、その仕事の、どこの部分を自分が担当していくことになるのかをしっかりと把握し、成果を上げていけるのかをよくよく検討する必要があると思います。
これは社会人になったばかりの社会人1年生にも言えることですが、自分のこともよくわかっておらず、「わかりません」「できません」などと簡単に言う人もいるので、発達障害の人に限った話ではないです。
仕事をして成果を上げていこうと思う人であれば、誰もが必ず考えていくことなのですが、そこに気付きにくいので敢えてしっかりと自身を把握しておくと良いと思います。
興味のあること、得意分野、好きなことに関しては、天才的な集中力と発想力を持ち合わせている発達障害の人達。世の中を大きく変えていける可能性をたくさん持っていると思うのですが、苦手なことに気付かずに、自分の特性を理解していないために、する必要のない気苦労をたくさんしているような気がします。活かされる場はそこではない、というところで、訳がわからずに必死になっていて他に道はないと思ってしまっているような気がします。
楽をする、ということではありませんが、自分が楽しいと思うこと、やってみたいと思うこと、もっと知りたいと思うことを突き詰めていくことができる人材が発達障害の人達だと思うのです。
常識や一般論にこだわらず、過去の実績や世間体などを気にせずに、ひらめいたこと、思いついたことに取り組んでいける才能があると思うのです。健常者の人達ができる仕事は健常者の人達にお任せして、発達障害の人達が見ている世界、感じている世界、発想する世界をもっともっと発信してもいいのではないでしょうか。真っ直ぐに目的に向かっていくということは、失敗もつきものでしょう。それでは生活していけないということもあるでしょう。
しかし、目的を達成するためにはわき目もふらずに進むことのできる力を持っていると思います。寝なくても、食べなくても、発達障害の人にしか出来ないことがある。
人と違う脳のしくみを持っているのであれば、人とは違う仕事の仕方をしてもいいと思うのです。同じではないからこそ生み出せるものが、実は世の中にとってものすごく必要なことだった、ということもあるはずです。
無理して我慢して自分を押し殺して生きていくのではなく、自分の能力を活かして生きていくことができるのも特性の1つだと私は信じています。
それこそきれいごとではないか、と言われそうですが、それをきれいごとにしてしまわないことができるのも、発達障害の人達だと本気で思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

2人の男の子を育てている主婦です。(現在小4と小1) 長男が発達障害のため、ちょっと変わった子育てをしています。 今年から次男が小学校に入ったので、少しずつ自分の時間が持てるようになりました。 そんな私のちょっと変わった子育てのお話を紹介致します。