モンスターペアレントの心理や特徴は? 正当な要求でもモンスターペアレントなのか?

昨今、自分たちの要求に従わず意見を言う親は、すべて「モンスターペアレント」にすれば良いと思っています。
しかし、その意見が法に則っているものでかつ要求が正当なものであるならば「当然の権利」ですので、モンスターペアレントではありません。
自分に都合良くないものはすべて「モンスターペアレント」で片付けてしまうことこそ、「モンスター」だと思います。
モンスターペアレントとは、「その意見が正当なものではなく、理不尽な要求をすること」です。
詳しくご紹介したいと思います。

モンスターペアレントと正当な要求をする親の違い

仮に、学校にすぐに電話をかけてくる親の場合、その意見が正当なものであるならば「モンスターペアレント」ではありません。
例えば、「子どもがいじめを受けているようですので、少し気を配って子どもをみていただけますか?」という要求の電話かけてくる親は「モンスターペアレント」なのでしょうか?
答えは「NO」です。
なぜならば、子どもが心配で電話しているもので、先生も対処ができ(つまり理不尽な要求ではない)、かつ冷静に親が対応をお願いしているからです。
逆に、「先生、うちの子がどうして〇〇なんですか!」という電話は、自分の子がそれほどの実力ではないのにも関わらず、その実力以上のものを要求し(理不尽な要求)、感情的に対応しているから「モンスターペアレント」になると思います。
何でもかんでも文句や意見を言うから「モンスター」と決めつけずに、その内容まで理解したうえで対応しなければ、基本的人権の尊重である自由権に反したものになると思います。
要は、モンスターペアレントとモンスターペアレントではない違いは、「その意見が正当なものであるかどうか」だと思います。
それを踏まえたうえで、「モンスターペアレント」の特徴や心理をご紹介したいと思います。

モンスターペアレントの心理や特徴

まず「自分の子どもを客観視できない」という点です。
これは、自分の子どもの成績が悪い場合、自分の子どもの努力不足を棚に上げて、先生の指導が悪いと非難するものです。
自分の子どもの努力が足らず、先生の指導も悪いせいで成績が落ちているのであるならば、ほかの指導者や親でも見ることはできます。
しかし、クラス全員の成績が落ちている…という、明らかに先生の指導不足が原因ならばそれは正当な理由ですので、非難ではなく、意見することは大切だと思います。
そして2点目は、「自分のストレスのはけ口」として非難する場合です。
ただ自分のストレス解消のために、文句を言い非難します。
3点目は、「親の方が高学歴であるがゆえに先生を見下す」場合です。
親の方が学歴が高いため、先生のやることなすことを否定してダメ出しします。
先生の方から、高学歴の親には忖度してしまう場合もあります。

まとめ

以上、モンスターペアレントの心理や特徴についてご紹介させていただきましたが、その意見が正当なものであり、良いものに変えていこうという意見ならば、モンスターではないと思います。
「モンスターペアレント」の定義というものも大切だと思います。

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中2の子のママです。男の子、女の子両方の子育てをしてきました。どちらにかに偏るのではなく中立の立場で、育児・しつけ・子供との時間・親の悩みなどを一緒に考えていければと思っています。よろしくお願いします。