発達障害における性格と特性の違い

先日、たまたまネットを見ていたら、「発達障害の特性と性格の違いがわかりにくい」という内容が何件かあるのを見つけました。
また、「発達障害は性格が悪い」という内容もありました。
特性と性格の違いがわかりにくいというのはわかる気がしますが、性格が悪いというのは違うのではないかと思いました。
何でもかんでも「発達障害」でくくるのはいかがなものかと思います。

性格と特性の違いとは

持って生まれた性格ってありますよね。
子育てをしていて改めて感じたことなのですが、同じように育てていても長男と次男では反応が全然違います。
長男は発達障害なので、今の所、健常の仲間である次男と比べることが間違っている気もしますが、違いはあると思いました。
性格は、明るいとか優しいとか頑固など、主に気持ちの面を指すことが多いような気がします。見えているところが強ければ、個性のような表現をされることもあるとは思いますが、本人の意識の持ち用で直していこうと思えば直していけることだと私は思っています。
経験を積むことで、変わってくることもあるでしょう。
一方、特性は、こだわりだったり感覚過敏だったり、人の気持ちがわからなかったり、見え方や感じ方が違っていたりというものを指していると思います。
直そうと思っても脳の神経のつながり方が違うので、直す(治す)ことは出来ないと言われていますよね。
療育などや関わっている人達の対応で、つながっていなかった神経がつながり始めたり、スキルを積んでいって知識として対処していけるようになったとしても、根本は変わっていないと思います。
おそらく、ネット上で話題になっていた性格と特性の違いとは、発達障害の診断を受け入れることが出来ずに、性格の範囲内なのでは?と思いたいのかな、感じました。
それも発達障害の本人ではなく、周りの人達が性格の範囲内だと思いたいのかな、と見受けられました。
発達障害の診断を受け入れられない気持ちもわかるので、仕方がないのかもしれませんが、要は本人が困っているかどうか、というところにきちんと気づいてあげられるかどうかが一番大事ですよね。
性格だろうと特性だろうとどちらでも良くて、発達障害であろうとなかろうと、困っているのであれば一緒に対応していきたいですし、配慮できることで何とかなるなら配慮してあげたいですよね。

性格は悪くない

そしてもう一つ気になった「発達障害は性格が悪い」という内容ですが、これは困った表現ですね。
人間という生き物はどうしても他人と比べてしまいがちです。そして自分にはないものを持っている人をうらやんでは攻撃しようとする人もいます。素直にすごいな、と思えばいいだけなのに、うらやましいと思ってしまいますよね。
だから人間なのでしょうね。人を悪く見るということに何の意味もないと思うのですが、人の悪口を言う人は本当に多いです。悪く言うだけでなく、いやがらせや仲間外れのようないじめに近いことも大人の世界にも存在していますから。
性格が悪いと思われたり言われたりしてしまうことは、「発達障害だから」ではないですよね。空気が読めなくて、相手の気持ちがわからなくて、その場にそぐわないことを言ってしまったり、行動をしてしまうことは発達障害の特性でもありますが、性格ではない、と私は思います。
本当のことを理解しようともせずに性格が悪いとくくってしまう人の方が、よっぽどどうなのかとも思いますが、それもまた、知らないだけかもしれないのですから結局はお互い様なのかもしれないですね。なかなかうまくはいかないのが現実です。
また悪いと思うところも、悪いと思う人の価値観というフィルターにかけると悪くなりますが、別の人のフィルターだと別に悪くない、ということも起こり得ます。
私なりの解釈で言えば、要は人が人を判断する、ということ自体に無理があるんですよね。
そこは生きる上で必要がないと思うのです。

他人と比べなければ

相手には相手の経験からくる考えや価値観・行動があり、その全てを理解することはとても難しいわけで、理解できなくて違う経験や価値観があるからこそ、個々の意味があると思います。
発達障害であろうとなかろうと、人の悪いところを見過ぎていて、そこに反応しすぎているような気がします。
いい面もたくさんあるのに、他人をうらやむばかり悪いところを見てしまう。自分で自分を信じられていなくて、自信がないのでしょうね。
でも、それでいいのではないでしょうか?
今の自分は自信がなくて他人がうらやましい。それでいいと思います。全然悪くないですよね。
「われ思う故にわれあり」ではないですが、思うことや感じることは確かに存在しますから。
自分の思いや感情を、素直にそうだと思うことができたら、他人のこともそのままを受け入れることができるでしょう。
性格が悪いとか、性格のせいだと思うことも言うこともなくなりますね。
他人のことをどうこう言う前に、まずは自分のことを良く知ることで、見えてくるものも変わってくるのではないでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

2人の男の子を育てている主婦です。(現在小4と小1) 長男が発達障害のため、ちょっと変わった子育てをしています。 今年から次男が小学校に入ったので、少しずつ自分の時間が持てるようになりました。 そんな私のちょっと変わった子育てのお話を紹介致します。