いじめられている時の親の対応【相談してもらうために】

いじめられたことを苦に自ら命を絶ってしまうというニュースをよく聞く嫌な世の中になってしまいました。いじめを受けている子が一番の被害者で、いじめている子がもちろん加害者ですが、いじめを知っているのに、見て見ぬフリをしている周りのクラスメート、ましてや担任の先生の罪は相当重いものだと思います。クラスメートや担任の先生が、助けてくれないとあっては、いじめられている子からすると不信感しかありません。

勇気に感謝

わが子がいじめられていると知った時、私たち親はどのような対応で、行動すればいいのでしょう。まず大切なのは、「いじめらている」と、勇気を出して話してくれてありがとうと伝えることです。いじめられている多くの子供が、学校に行かれなくなるまで、もしくは自ら命を絶とうとするまで、誰に相談できずに、ひとりで悩み、苦しんでしまうというケースが非常に多いです。そんな中、よく、教えてくれた、これはいじめをなくす第一歩になる。ということをはっきりと伝えます。

一番の味方である

そして、一番大切なのは、「自分は味方である」ということを伝えることです。いじめている子や、学校の担任や、校長、みんなが敵になったとしても、最後まで味方で、守り抜くという強い意思表示を示すことで、今まで、誰一人として助けてくれなかった孤独から、ほんの少し解放され、安心することができると思います。

冷静に

自分の子供がいじめられているのに、怒らない親はいません。だからと言って、ただ加害者の子の家に怒鳴り込んでも大抵解決しないでしょう。学校に行けば、なんで話したのかといじめがエスカレートする可能性が十分にあります。怒りたい気持ちはわかりますが、まずは冷静になって、子供からゆっくり話を聞きましょう。誰が、どんなことを、と根掘り葉掘り聞くのではなく、子供が話す言葉に耳を傾けるのです。どうしたいのか、先生に話してほしいのか、もう学校に行きたくないのか、どんな対応を望んでいるのかを、時間がかかってもいいので親子で話し合ってください。

学校に相談

学校に相談するときには、いじめがあるということをはっきりと伝え、こちらの強い決意を見せることが大切です。遊び半分、おふざけが少しエスカレートしただけ、と曖昧にいじめの事実を認めず隠ぺいしようとしてくる最低の教師もいます。加害者の子、云々より、まずは教師を説得し、いじめの事実確認をさせることが大切です。全員の前で、生徒に直接、「いじめがあるのか」を聞く先生もいるようですが、それではいじめは見つかりません。授業中、休み時間中、生徒やクラスの雰囲気をよく見て、自らの目で確認してもらいたいとはっきり伝えます。それでも、まだ協力してくれないようなら、子供を第一に考えない教師なんて信頼できません。教育員会に相談しましょう。

子供の様子に目をむける

たとえいじめがなくなったとしても、またいじめが再開してしまう可能性もあります。進級や進学で環境が変わるときには特に注意が必要です。いじめが完全になくなったとしても、子供の心の傷はそう簡単に消えません。以前より明るくなったと感じることがあっても、もしかすると一生残ったままということもあります。そんな中で私たち親のできることは、見守り、普段と様子が違うことに気が付いてあげるということです。そして、なにかあれば、すぐに助けになるから相談してね。と話しやすい環境を作り、いつまでも味方でいることです。

ABOUTこの記事をかいた人

2歳の子供を育てる専業主婦です。 朝から晩まで子供と二人で行き詰ってしまうことやイライラしてしまう育児ですが それでもわが子はかわいい。と反省する毎日です。 子供とパパと3人で過ごす休日が何よりの楽しみです。