いじめ、わが子がまさかの加害者なら親はどうする?

いつの世も、どんな時も、いじめは無くなることはありません。それは悲しい現実であり、子供でも大人でも同じようなことが起こるのです。
子どものいじめについては、親として考えておくべきことは様々ありますが、もし、あなたの子どもがいじめの加害者であったらどうしますか?
いじめは今や巧妙で陰湿です。加害者といえど、状況も様々あると思います。今回は重いタイトルですが、わが子がもし加害者になってしまった時、親としてどうすべきかを考えていきましょう。

まずは冷静に、親が現実を受け止めなければならない

親として、わが子が加害者であったという現実を突きつけられた時、何とか自分の子供を擁護しようとする自然な感情は必ず湧き起こってくるでしょう。
しかし、ここは加害者であることを忘れてはいけないのです。
以前、子どもが暴力事件を起こしたことがTwitterで拡散され、自分の子どもを助けたい一心で、それを擁護する書き込みをした親のTwitterが大炎上するということがありました。親の気持ちは解るのですが、世の中は誰も賛同はしてくれません。ただ、そこに加害者という現状がクローズアップされるだけです。厳しい現実を親自身がまず受け止めて、これからの行動をしっかりと子どもに正していく覚悟をしなければなりません。

昔の親達に学ぶ、加害者の親として何をするべきか

今の時代のいじめは、質も陰湿さも昔のものとは比にならないと言われています。ただ、加害者になったという現実が目の前で起こった時、それはいつの時代でも親の抱えるべきものは同じのはずです。
昔の親の多くが、、一も二もなく即座にわが子が加害者であることを認め、被害者や関係者の前でひたすら謝るという行動を取っていました。わが子を引っ張りだして、被害者や関係者に対して子どもより先に、子どもより深々と頭を下げ、何度も何度も言葉にして謝ったのです。その親の姿を子どもが見た時、自分の親がこれほどに頭を下げるようなことを、自分は仕出かしてしまったんだと理解するのです。それは、被害者に対しての深い謝罪はもちろん、わが子への強いメッセージが含まれているからです。庇うだけでは何も伝わりません。
親が情けなく見えるかも知れません。悲しい親の姿かも知れません。けれど、そこまでさせているのは自分だと気付くことが、何よりも大事なのです。
どんな時も親が行動に示し、子どもに見せることが躾だと思われていた時代、こんな親達の姿が昔はたくさんあったのです。

いじめの構図を共有する重要さ

いじめの構図を理解していく上で、わが子が実はどうしようもない状況から、いじめに加担しなければならなかったなど、隠された事実が浮上するかも知れません。どんな理由であれいじめはいけませんが、いじめの構図は必ず暴いていく必要があります。大変な労力が必要になり、更にショックなことも表に出て来るかも知れません。しかも、間違った情報に踊らされれば、本当の解決には至りません。精神的にも疲弊する作業になるでしょうが、これが判ると判らないでは大きな違いが生まれてしまいます。子どもがなぜ、いじめをしたのか、なぜ加担しなければならなかったかの本当の理由が判らなければ、被害者への謝罪も、延いてはわが子を守ることにも支障が起きかねないからです。
本質を見逃さないように、前述したように謝罪した後、誠実に構図についての共有を周りに提案するべきでしょう。学校、友達の親にも協力をお願いすることで、この行動が「償おうとしている」と周知してもらえる、ひとつの材料にもなるはずです。
いじめは一時の快楽を生むかも知れませんが、人を傷つける最低の行為であることを子どもに理解させていかなければなりません。子どもが加害者にならないためにも、それでも万が一加害者になってしまった時も、それを教えることが出来るのは、子どもの最も側にいる大人達です。それを、私達大人は、忘れてはいけないのだと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。