PTAのトラブルメーカーにうんざり? しかしその考えが時代錯誤です!

PTA役員の方の悩みの種である“トラブルメーカー”ですが、トラブルメーカーを批判する記事はどこでもよく見かけます。しかし、それは、PTA側からみた意見ですよね。
トラブルメーカー?という言い方はあまり良くないと思いますが、ルールを守らない人はトラブルメーカーだとしても、PTAに否定的な方をトラブルメーカーと呼ぶのは、少し違う気がします。
PTA側からみた意見は、これでもか・・・というくらい世間で出回っているので、私は参加しない方の立場でみてみたいと思います。

PTAは任意です!!

どうしてもPTA側の方は、この点を理解して発言してくれません。PTAは強制ではなく任意です。任意というのは、「その人の意思に任せること」「するかどうかはその人が勝手に選べる」という意味です。
しかし、実際は、入学式後に体育館に鍵をかけて保護者を閉じ込め、強制的に役員決めをさせられます。PTAは任意としておきながら、「無言の圧力」をかけ強制的に役員をやらせる・・・これは“任意”の行動ではありませんよね。
それならば、「PTAは強制」と変えなくてはなりません。強制ならば、やらなくてはいけないのですから。任意であるにも関わらず、参加しないからという理由で様々な批判をし続けるのは、PTAが任意と認識していないからです。

PTAの活動も時代に合うように変えていかなくてはならない。

「PTA側の方は参加しない人を批判し、参加しない人側はPTAには協力しない」この図式が長年続いています。時代錯誤とは「時代が移り変わっているのにそれに気づかず、以前の在り方を良しと守る態度」です。
法律も時代に合わせて変わるように、PTAも現代に合わせた活動にする必要があると思います。現代は、仕事をされているママさんがたくさんいます。私自身は専業主婦ですが、周りの大部分は職をお持ちです。
PTA側の方は、「仕事が忙しいので役員はできません」という方をトラブルメーカー呼ばわりされていますが、本当に彼らの立場になって考えたことはありますか?
自分がやっているのだから、相手の状況などお構いなしで他人にもそれを当然のように押し付けていませんか?
「保育園にも入れず待機児童で、でも仕事はしなければならない」「たとえ保育園に入れたとしても保育園代もバカにならない、いったい自分は何のために働いているのか」「PTAの活動で休むのにどれだけ上司に嫌みを言われるか」「PTAの活動で一日休むとどれだけ給料が減るのか、今月厳しいのに・・・」皆さんが簡単に“トラブルメーカー”と呼び批判されている方たちのごく一部の状況です。
それでも彼らを“トラブルメーカー”だと批判し、簡単に吐き捨てますか?
体育館に鍵をかけて閉じ込め、強引に役員決めをさせますか?

まとめ

私自身は、PTA経験者です。働くママも専業主婦も経験しています。体育館に閉じ込められ役員決めをさせられた経験もあります。
PTAを任意だと認識せずに、参加されない人を簡単に“トラブルメーカー”呼ばわりされている方に、一考いただければ幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

中2の子のママです。男の子、女の子両方の子育てをしてきました。どちらにかに偏るのではなく中立の立場で、育児・しつけ・子供との時間・親の悩みなどを一緒に考えていければと思っています。よろしくお願いします。