子育てに向いていないと思うなら、あなたはもう成長しています

子育て放棄に多い「面倒くさい」という感覚

「子育てに向いていない」と思うことと「子育てが面倒くさい」と思うことは、全くもって中身が違います。
「子育てに向いていない」は、子どもと向き合った上で、自分が不甲斐ないと思ってしまう上に起きてしまう感情ですが、「子育てが面倒くさい」は、子育てのあらゆる面に、自分が取り掛かること自体を嫌だと思ってしまうことです。実に子育て放棄をしてしまう人達の多くが、この思いを持っているようです。「面倒くさい」は自分を中心にして考えた感情で、「向いていない」は子どもを中心に考えた感情です。向いていないと思いながらも、お母さんとして真っ当な思いであることが解りますよね。

子育てに「これが良い」というトラップ

子育て中は、本や雑誌、さまざまなSNS、または周りの人達などから色んな情報を得たりしますよね。それ自体悪いことではないのですが、その情報の中身が全て正しいわけではありません。いちいち気にして取り入れたりしてたら、かえって大変なことになります。良いと言われればやってみたくなるものですが、もしそれで自分を追い込むようなことがあってはいけません。口コミもその人の感想で、自分の子どもには合わないということも多いと承知しておいて下さい。やってみたけどダメだった、これがダメなら次はこれ・・・なんていうループにはまることは避けるべきです。

後で振り返ると、目の前の自分の子どもが一番色んなことを教えてくれたということを思い出すはずですよ。
今、「向いてない」と悩みながらも頑張っているお母さんは、子どもと一緒に成長しているのです。そうして、少しずつ素敵なお母さんになっていけばよいのだと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。