発達障害の親として資格を取りたい「作業療法士さんとの出会い」

自分でも、徐々に療法士さんの対応や声掛けに似てきているのは気づいていましたが、トレーニングの回数が減っていくのは正直、寂しく感じました。
療法士さんと話をする事が、私にとっても心の癒しになっていたからです。

そして回数は月に1回、3か月に1回と減っていき、3年生の3月、作業療法は終了しました。
と同時に、2か月に1度の医師の診察時に、私の対応などを聞いて、「作業療法士さんに向いていますね。ここで働いたらいかがですか?」と言われました。

資格を取るという選択肢

もちろん、作業療法士の資格など持っていません。
しかし、発達障害の事を日々調べていくうちに、かなり詳しくなっていき、次第に他の子やそのお母さんの助けになれるのではないかと考えるようにはなっていました。
私はあまり相談出来るママ友がいなかったため、図書館で本を借りて情報を集めたり、ネットで情報収集をしたりしていました。
そんな方達に何かお手伝いが出来たら、自分に何か出来ないか、と一時期は真剣に考えていました。

その1つに、作業療法やチャイルドカウンセラーのような仕事が出来ないのかと考えた事があります。
しかし、子育て中の身である私が、今から勉強を始め資格を取り、実践の場で経験を積むというのは長い道のりです。

そんな事を漠然と考える中、私が本当にやりたい事は何なのか、まずは長男の事をしっかりと見て、長男のサポートをする事が先じゃないのか、という疑問も浮かんできました。
長男の対応のために資格を取る、というのは何か違う気がしました。
対応のためだけなら、勉強するだけで十分です。
資格を取るために、長男との時間や対応が犠牲になってしまうのでは本末転倒。

いろいろ考えた結果、私は長男にとって、最大の理解者になろうと決心しました。
資格があれば、先々の仕事につながっていくのかもしれません。
しかし、今私がやるべき事は、長男のサポート。
いつまで私がサポート出来るのか今はまだわかりませんが、親離れをしていくまでの期間、精一杯サポートが出来たら、親としてこれ以上嬉しい事はありません。

ABOUTこの記事をかいた人

2人の男の子を育てている主婦です。(現在小4と小1) 長男が発達障害のため、ちょっと変わった子育てをしています。 今年から次男が小学校に入ったので、少しずつ自分の時間が持てるようになりました。 そんな私のちょっと変わった子育てのお話を紹介致します。