小学校入学後最初の壁!7歳の男の子に必要なしつけとは?

幼稚園・保育園を卒園し、小学生になったわが子。
ピカピカのランドセルを背負うと改めて成長を感じ嬉しくなりますよね。

小学生になると、見た目だけでなく中身も大きく成長していきます。
保護者や大人の目の届く範囲にいることが殆どだった幼稚園・保育園時代とは違い、多くのお友だちと関わることで行動範囲が広がる子が大多数です。

わが家の長男も、小学校入学を境に子どもたちだけで行動することが急激に増えました。
成長を嬉しく思う反面、心配事もたくさんありました。

男の子ということで無茶をすることも多く、幼児期とはまた違うしつけが必要だと感じたのです。

今回は、小学校にあがった頃のわが子の変化に対する悩みと、そんな悩みを持つ自分が実践したしつけを紹介します。

小学校入学は正しい言葉遣いを覚えるチャンス

幼稚園・保育園時代に言葉遣いを厳しくしつけるご家庭はあまり多くないと思います。
かくいうわが家も幼児期は「子どもらしくていいか!」と、あまり細かく言うことがありませんでした。

しかし、小学生になるとそういうわけにはいきません。

小学生になると丁寧語や尊敬語を使う機会が急増します。
まず、最初の難関は先生に丁寧語で話すことです。

わが子を含め、大人に丁寧語で話す機会が少なかった子どもたちはとても苦労をしていました。
特に男の子は口調が乱暴になりやすく、学校で指導されることが多かったようです。

次の難関はお友だちのお家に遊びに行った時の振る舞いです。
遊びに行った先のお友だちの親御さんに失礼のないようにしつけておきたいですよね。

低学年のうちは無邪気で可愛いと思われますが、学年が上がるとそれではいけません。
自分の家族ではないよその大人と話していると認識させる必要があります。

言葉遣いは家庭内での声かけが効果的なので

「こんな時はなんて言うのかな?」

というように日頃からクイズ形式で出題し習慣にすると、無理なく楽しんで身につくかと思います。

今話したことは大人が相手の問題ですが、子どもが相手の問題もたくさんあります。
誰彼構わず乱暴な言葉遣いだと、お友だちや上級生とのトラブルの原因になるのです。

同級生相手だと、男の子は特に

「おい、◯◯しろよ!」
「◯◯もってこい!」

などつい命令口調になることが多いです。
上級生に言う際にも使い分けができないと生意気に思われて、ケンカなどのトラブルに発展します。
実際に私も周りでそんなトラブルを多く見てきて、根本的に『言葉遣い』や『言い方』が直らなければその後もトラブルを繰り返すように感じました。

小さい頃から少しでも言葉遣いに気をつける習慣がある子は抵抗がないのですが、男の子の中には大きくなっても「丁寧に話すのは恥ずかしい」と思う子も多く存在します。
そうなってからでは遅いのですよね。

正しい言葉遣いができるようしつけることは、大人相手だけでなく子ども同士も円滑な関わりができるようになります。
誤解を与えないためにも、無闇に人を傷つけないためにも、言葉遣いのしつけは必要だと感じます。
小学校入学の7歳頃は正しい言葉遣いを覚える絶好のチャンスなので、是非家庭での声かけなど実践してみてくださいね。

この頃の挨拶はとても大切


登校時の見守り当番で通学路に立っている時に思うことがあります。。
最近は挨拶をしても返してくれる子が大変少ないのですよね。

見守りの先生方の声しか聞こえない通学路はなんとも寂しいものに感じます。

低学年のうちは元気に挨拶をしてくれる子もいますが、高学年になるとなかなかそうはいきません。
特に男の子は照れ臭いことが理由で、年々挨拶をしなくなる傾向にあります。
そういうお年頃なんでしょうね。
ただ、そんな子たちも中学生頃になると、なんと再び挨拶をしてくれるようになるのです。

もちろん一部の子ですが。
どんな子だと思います?

それは、低学年の頃に元気に挨拶をしてくれていた子たちなのです。

挨拶が会釈だったりとまだ恥ずかしさが残る子もいますが、今まで成長を見守ってきた身としてとても嬉しくなりました。

その後、その子たちのママたちとお話しする機会があったので伺ってみました。

「どうしたら大きくなっても挨拶のできる子になりますか?」

すると皆さん、幼児期からずっと伝え続けてきたと答えました。
照れ臭くなり言いたがらない時期も、変わらず家庭で伝え続けたそうです。
そして何よりもママたちが普段の生活の中でお手本を見せてきたそうです。

小学生になると親の目が届かないところで過ごすことが多くなります。
親以外の大人と関わることも増えるでしょう。

物騒な時代、自然と助け合える関係を作るには挨拶が必要不可欠だと感じています。

わが家の長男は第一子ということもあり、とても過保護になってしまいがちでした。
しかしずっとそのままではいけないと思い、勇気を出して外で子どもたちだけで何かをする機会を作るようにしました。
帰りを待つ時間はとても長く感じられました。
心配で仕方なかったのです。

そんな時、周りの大人たちに大変助けられたことをよく覚えています。

普段挨拶をしていたことで、近所の方たちに顔を覚えてもらっていたのです。
困っている時に声をかけてくださったり、外での様子を教えてくださったり。
地域の方たちに見守られて、安心して外で遊ばせられるようになりました。

挨拶は今だけでなくこの先の生活にも繋がっていきます。
この時期にしっかり挨拶を身につけておくことで、社会で生きていく土台が作られるように感じました。

このことから、まず挨拶がしっかりできるようしつけをすることをおすすめします。
難しく考えなくてもいいのです。
ママやパパが日々笑顔で挨拶することが、自然と子どものしつけにつながりますよ。

男の子にはしっかり交通ルールを覚えさせよう


行動範囲が広がる小学生になったばかりの時期、交通ルールを理解していなければ思わぬ大事故につながります。
特に男の子は女の子に比べると遊び方も豪快で、常に危険が付きまとっています。

わが家の長男も友だちと一緒に遊ぶと、夢中になって周りが見えなくなることが多くありました。
そのため調子に乗ってよく見ず横断歩道を渡ったり、自転車の危険走行をすることがあったりと、毎日不安で仕方ありませんでした。

以前は自転車講習をしているところをよく見かけましたが、最近は高学年限定だったりと参加する機会が減っているのが現状です。
そのため交通ルールを教えるということはこの時期の子どもにとって大切なしつけだと感じています。

また、小さな事故でも必ず警察に連絡することを教えておくことも大切です。
事故に驚いて、大怪我でないことから「大丈夫」と言ってしまうことがこの頃の子どもには多いのです。
後々トラブルにならないためにも、万が一の事故の対応を教えておいてあげましょう。

逆に自分が自転車で加害者側になった場合も同じです。

小さな事故でも必ず親の耳に入るよう、各家庭でルールを決めておくといいですね。

まとめ

①まずは挨拶ができるようにすること
②言葉遣いに気を付けるよう家庭で声掛けをすること
③交通ルールを守らせること

子どもが小学生になると今までとはしつけの仕方も変わって悩む方は多くいらっしゃいます。

最初からあれもこれもと焦る必要はないのです。

特に男の子の場合はお子さんのタイプに合わせて、まずは危険を回避したり社会で円滑に生活するためのしつけをしていくことが大切です。
そうしているうちに「次は〇〇を伝えないと!」など、その時のわが子に必要なものが見えてくると思いますよ。

幼児期と違うしつけの仕方に悩むことは多くあるかと思いますが、男の子の良さを伸ばしながら楽しく子育てをしていってくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

京都在住。0歳から10歳までの歳の差三きょうだいを育てるフリーライター。長男は発達障害。一風変わった子育て経験を活かし、頑張るママたちのお役に立てるような記事を書いています。