子供が進学などによって一人暮らしを始めると、毎月生活費として仕送る金額の中でも、一番に割合を占めるのが家賃です。
家賃に関しては、当然ですが子供がバイトで支払っていくのには無理があります。
親の支援としては、最低でも住まいだけは保障してあげるべきでしょう。
家賃の月額で割合を調べてみた
大手不動産会社が、首都圏の大学生に対してアンケートを実施、その内容と結果をまとめていました。
大変興味深い内容で、家からの仕送り、家賃、バイト収入や奨学金の金額など、現在の学生のお金事情が見えてくる内容となっていました。
その中でも、最も幅を利かせている家賃仕送りに付いては、次のような結果が出ていました。
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家賃(共益費・管理費込み)
- 〜4万円 10.6%
- 〜5万円 13.5%
- 〜6万円 26.8%
- 〜7万円 21.0%
- 〜8万円 15.2%
- 〜9万円 6.5%
- それ以上 6.5%
見てみると、最も多い割合が5〜6万円の26.8%でした。
例えば東京で5〜6万というと、都心からは少し離れた場所になると思われます。同じ東京でも場所によってはかなりの金額差があり、ほぼ中心になるに従って、5〜6万では収まらなくなります。
通学には多少時間がかかっても、東京都心からは少し離れて、家賃も都心部より少し安い所に落ち着く学生が多いようです。
地域によってもこんなに違う家賃
実際に私の息子は、文京区の山手線の内側のマンションに住んでいますが、家賃は共益費、管理費を含めて7万円弱です。人には奇跡に近い金額とさえ言われたこともあります。もちろん、事故物件とかではありませんよ(笑)
調べましたが、やはりその周辺の学生賃貸の家賃は、9万円ほどが多かったと思います。
都会になればなるほど、家賃も高くなるというのは常識ですね。
しかし、地方になればその格差はもっと広がります。
息子は、地方の大学にも合格していて、その大学周辺の部屋を探したら、3万円台でかなり良いマンションが見つかりました。
これって地域差とはいえ、東京では夢のような話しです。
息子の7万円弱のマンションよりもかなり広くて間取りも文句なし、収納部分、窓も広くてかなり明るい、強いて言えば5階建てでエレベーターがなかったことが残念。
田舎に行けば家賃は安い。では、交通面が不便ではないかというと、そんなことはありません。
学生アパートやマンションは、大学の近くにたくさんあるので、むしろ都会よりも通学の便は良いと思います。
建物の条件によっても変わる家賃
住む場所もそうですが、そのアパートやマンション自体の条件も家賃に反映されます。
例えば古い物件か新しい物件か、お風呂とトイレが別か一緒か共有か、間取りや採光の良し悪し、収納の有無、洗濯機設置は中か外か共有か、キッチンは?などなど、暮らして不便さを感じない物件ほど家賃が高くなる傾向にあります。
さて、いよいよ不動会社で賃貸契約をしたら、家賃の引き落としの申し込みもすることになります。
確実な家賃支払い履行のためですが、親の支払い義務も子供が大学生である数年のこと。
それまでは、子供が安心して勉学に励み、暮らしていけるように手助けしていきたいものです。