新米パパママ3年目、初めての七五三に知っておきたいこと

子供の成長の感謝とお祝いをする、日本独特のイベントである七五三。
その中でも3才というと、新米のパパ、ママにとっては初めてのことばかり。
七五三って何? どうすればいいの?
そんな疑問にお答えしたいと思います。

そもそも七五三のルーツって?

この元になった儀式は、江戸時代の文献にも残されています。
儀式はそれぞれに次のように呼ばれていて、それぞれに意味があります。

  • 3才男児、女児(髪置)それまで剃っていた髪を、この日から伸ばし始めることから。
  • 5才男児(袴着)この頃から、袴を身に付けるようになることから。
  • 7才 女児 (帯解)この頃に、付け紐から帯を締めるようになることから。

江戸時代というと、子供が成人まで成長することが、今よりもずっと少なかったのです。
だから、子供が無事に育ったことを喜び、お祝いし、更なる成長を祈願したのです。
しかし、江戸時代の儀式が色濃く残っているのは、今や武家に伝わる男児の袴着の儀式くらいで、他の二つは明治時代に国民の儀式として、東京から全国に伝わっていったようです。

七五三、三才のお祝いの流れは?

新米パパママにとっては、何もかもが初めてづくしですよね。しかも3才の髪置の儀は、唯一男児も女児も一緒に行います。
さて、ここでは一般的な七五三のお祝いの流れと、注意点をまとめておきたいと思います。
今後の参考にしてくださいね。

1.着付けと写真撮影

着付けは当事者の子供だけでなく、兄弟児や大人達も……ということが多いと思います。時間に余裕を持って行動したいところですね。
着付けには美容室を利用する方が楽ですが、今は写真館も、プロの人が着付けとヘアメイク、写真もセットでやってくれますから、一番利用されているのではないでしょうか。
3才児に長い間着物を着せておくのは酷ですし、着付けも撮影も一気に済ませられるところは、ポイントも高いですね。

2.神社やお寺で、無事成長した報告と祈願をする

着付け、撮影が終わったら、参拝に出掛けます。
撮影がすめば、草履から靴に変えてあげて下さい。草履は撮影用と割り切ってあげた方が、子供にとっては楽です。
また祈祷の時間も、子供にとってはじっとしておかなければならない、大変な時間です。
終わった頃には子供も疲れてしまいますから、その頃にまた元気が出るような、軽く口に入れるお菓子やおにぎりなどを用意してあげるとよいでしょう。
頑張ったね、偉いね、ママ、パパも嬉しいよ!とほめて渡してあげてくださいね。

3.お祝いの食事会

食事会になったら、子供は着物から普段の服に着替えさせてあげましょう。
子供は一日中、イベントで疲れてしまっていますから、食事会は早めの時間に設定してあげる方がいいでしょう。
夜からの食事会で、子供はほとんど寝てしまっていた、なんてよく聞く話です。
大人が盛り上がるのもよいですが、子供が主役であることは忘れないで下さい。
子供が笑顔で過ごせる、素敵な食事会になりますように……。

七五三、3才はまだ早い?

七五三では、3才なら男児も女児も行いますが、男児は5才のみ、女児は7才のみで行うという家庭も多いようです。
七五三は今は大きなイベントとなっていて、相当にお金が掛かるのも事実です。
そこで、子供がそのイベントの意味が分り、本人が楽しめるようになってからという考え方も多いのです。
3才では楽しむというより、負担の方が多いかも知れません。
周りの大人で、子供の体調や性格など考慮しながら、3才から行うかどうか、負担の少ない流れはどうかを、よく話し合って決めてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

1964年生まれ。 「辛い時期もいずれ過去になる。」なんて台詞が解る年頃になりました。 これまでの経験を生かし、少しでも興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。