この課題は子供を持つ親には多少なりとも出てくる問題でしょう。ママの育児時間が長く、パパはあまり手伝ってはくれないという現状ですね。現代では共働きの方も専業主婦の方もママが家事育児とも8割を占めていると出ています。共働きの場合、パパは仕事が終わるのも遅く、家に帰ってきてから家事育児をするのは大変!だったり、専業主婦の場合は家にいるのだからやって当たり前、出来て当たり前というように思われがちですよね。パパ側からすると一緒にいる時間もママと比べれば短く、子供が泣いた時に何をすれば泣き止むのかなども難しいそうです。では、どんな風に分担していけばいいのでしょう?
分担にはどんなものがある?
分担と言ってもいろいろありそれぞれの家庭にもよると思いますが、
例えば、
- おむつ交換
- 歯磨き
- 離乳食
- お風呂
- 遊ぶ
- 寝かしつけ
- 保育園の送り迎え
- お着替え
など、様々です。
子供が生まれた頃、うちではおむつ交換は私が家事をしていて手の離せない時にたまにしてくれていました。パパが帰ってくるのが遅く、お風呂や寝かしつけはそれまでに終わることが多いので結局は私がしていました。歯磨きは3人の子供を1人ずつ順番にやってあげるので時間がかかりました。保育園の送り迎えは毎日私がしています。離乳食の時は作るのも食べさせるのも大変でした。最近では、食事が一緒の時はパパが食べやすいように切ってくれて手伝ってくれるようになりました!お着替えと寝かしつけは自分で出来るようになったので楽になりましたし、歯磨きも自分達で出来るようになり仕上げ磨きはパパも手伝ってくれています!お風呂もお休みの日は毎回ではありませんが、一緒に入ってくれるようになりました!
イクメンが増えてきている?
最近では聞きなれた「イクメン」という言葉。元々は「育児をする男性」を略した言葉です。今では「イクメンプロジェクト」がある程で、育児をする男性を増やそうともされています。聞いたことがある方もいると思いますが、男性の育児休暇や積極的に育児に参加したり、子育てを楽しみながらしている人のことを指すようです。イクメンにするためにママが出来ることもあります。男性は妊娠の感覚もなく女性よりもパパになったと実感するのが遅いです。ですので妊娠中から両親学級へ行き妊婦体験や定期検診に行きエコーなどで赤ちゃんの様子を一緒に見るなどして、パパになったという実感を持たせてあげましょう。手伝ってくれたらその分感謝を伝えるのも大事です!褒めてあげましょう!
家事分担も考えてみよう!
育児分担も大事ですが、家事分担も同時に考えてみると良いかもしれません。
例えば、
- ゴミ捨て
- お料理
- 食器洗い
- 片付け
- 洗濯や洗濯物畳み
- お買い物
- トイレ掃除
- お風呂掃除
などがあります。
我が家では、ほとんどが私の仕事になっています。お料理は2,3カ月に1度くらいはパパが作ってくれます。今は違う仕事をしていますが、昔は自分のお店を持ちたいとまで言っていた程とても美味しいのでもう少し回数を増やしてくれてもいいなと思っています。ゴミ捨ては朝7時までに出しに行かなくては行けません。パパは仕事から帰ってくるのも遅く、私の方が早く起きるので結局私が捨てに行っています。たまに量が多い時は起こせば捨てに行ってくれています。あとしてくれている事といえば、車と家電に関することはほとんどしてくれるので助かっています!育児と家事は決められた時間で同時にしなくてはいけない事もあり、とても大変ですよね。お料理をしている間に赤ちゃんが泣いてしまって一時中断しなくてはいけなくなったり。だからこそ分担をしてお互いにとって良い方法が見つかればいいですね。皆さんのお家ではいかがでしょうか?
理想と現実
理想とされる家事育児の夫婦の分担割合は「男性50%、女性50%」で、約4割超えをしています。しかし、現実には「男性10%、女性90%」が一番多いと言われており、ほぼ理想とはかけ離れた結果となっています。この結果は年齢で異なっており、若い夫婦の世帯では理想の割合が2割を超えていてどの年代よりも多いのです。年齢が上がるごとに理想の割合が減っています。その理由に男女どちらも家庭科の授業を受けるようになったからとも言われています。元々女子のみが受けていた家庭科を男女ともに授業を受けることで実際に触れることができ、区別が無くなってきたのかもしれませんね。最初から理想を目指すのではなく徐々に近づいていけるようにしていければ良いですね。
どうすれば分担しやすくなる?
まずは、家事と育児にはどれだけやらなければいけない事があるのかを書き出していきます。これまでに出してきた例を含めお料理なら朝食、夕食、お弁当などと細かく分けて書き、保育園からの呼び出しは誰が対応しているのか授業参観へは誰が行っているのかなどもぜひ書き出してみましょう!最後に現在はパパかママどちらがその家事育児をしているのか表などにしてまとめます。そうすることで目に見えるようになり、お互いに初めて気づく事も出てくるのではないでしょうか?そして2人で話し合い、再度分担をして新しく始めてみるのも良さそうですね!
気を使ってしまうことも
1人目が生まれてから夜泣きをすることが多く困っていました。その時私は仕事を辞めており専業主婦をしていました。「パパが1人で働いてくれている」「負担をかけちゃダメだ」「疲れてるから起こさないようにしなくちゃ」と全て自分で抱え込んでいました。ママは分かってくれる人もいると思いますが、寝ている間に赤ちゃんがただ寝返りやビクッと動いただけで目が覚め起きてしまう事が良くありました。いつ起きるか分からない状態で、眠りは常に浅かったと思います。ある日、夜寝ている時に私は息子が泣いた事に気づかずハッと起きるとパパが抱っこをして寝かせてくれていました。私はそれを見てやってしまったと心の中で思ってしまいました。しかし、パパは「寝取っていいよ。疲れとるやろ。いつも寝かせてくれとるんやし。」と言ってくれてとても気持ちが軽くなりました。きっと気を張った毎日が続き、知らないうちに疲れが溜まっていたのでしょう。パパとママが倒れてしまっては大変です!無理はしてはいけない。協力することはとても大事な事だと気付きました。私はパパは仕事が忙しくて大変だからとか疲れているだろうから自分がしようという気持ちが正直強かったのですが、育児や家事を一緒に協力して分担する事は必要なのではないかと思います。これからはちゃんと話し合う時間を作り、これからのためにも考えていくのは大事なことだと感じました。
1人では抱え込まない
昔は男性が働いて女性が家事をこなし家にいるというのが当たり前でしたが、現在では沢山の母親が働きに出ています。専業主婦で家にいても育児は仕事と言ってもいい程体力も奪われますし、ストレスも溜まります。最近では出産後に鬱になる母親が増えてきています。それは1人で抱え込むことも原因の1つでしょう。私も経験しましたが抱え込むことがどれだけ負担になるか、子供は小さくても察知することがあります。ママの気持ちなどが伝わることもあるのです。ですからぜひパパや両親、支援センターや相談所でもいいので話を聞いてもらったり、パパとの家事育児分担を試みてみましょう!